ストーリーの解説と考察
【Return of the Obra Dinn】ストーリーの解説と考察
最終更新:2026年02月16日 12:36
※本ページは全編にわたり、ゲームの核心に触れるネタバレを含みます。クリア済みの方、またはストーリーの全貌を知りたい方のみ読み進めてください。
ストーリーの解説
オブラ・ディン号で発生した一連の事件を、章ごとに解説します。
I. 崩れた積荷
オブラ・ディン号の悲劇は、出航前のイギリス・ファルマス港での積み込み作業中から始まっています。
- その1: 貨物甲板への積み込み作業中にロープが切れ、積荷が落下。甲板員のサミュエル・ピーターズが下敷きとなり死亡しました。これが後のいざこざの火種となります。
- その2: その直後、積荷が崩れて樽が落下。樽の中に隠れていた身元不明の密航者が衝撃で死亡しました。
II. 死に至る病
航海中、肺の病が船内に蔓延し始めます。
- その1: インド人甲板員のソロマン・サイドが、同胞に見守られながら肺病で死亡。
- その2: 同じくインド人甲板員のレンフレッド・ラージューブが診療所で診察を受けるも、肺病により死亡します。船医はインド人水夫たちの待機所での感染を疑っていました。
- その3: 家畜番の指導のもと、士官候補生たちが牛の屠殺実習を行っている最中に牛が死亡します。
III. 殺人
- その1: 深夜、二等航海士のエドワード・ニコルズが貨物甲板で荷物を物色中、乗客のヌーツィオ・パスクアに見つかり、口封じのために殺害します。ニコルズはフォルモサ(台湾)の王族が持ち込んだ「宝」を狙っていました。
- その2: ニコルズは殺人の罪をフォルモサ人の護衛ラウ・ホクセンに着せます。船上裁判の結果、ラウは銃殺刑に処されました。
- その3: ニコルズは船員数名と結託し、フォルモサの宝が入った箱と王族を人質に取り、ボートで逃走を図ります。これを止めようとした檣楼員のティモシー・ブーテメントがニコルズに射殺されました。
IV. 出現
ニコルズ一味はボートで脱出しましたが、海から現れた人魚の怪物に襲撃されます。
- その1~3: 檣楼員のホン・リ、甲板員のパトリック・オヘーガンらが人魚の投げた槍などで次々と死亡。二等航海士付き司厨手のサミュエル・ギャリガンは、人質のシア・イトベンに殺害されました。
- その4: 追い詰められたシア・イトベンは、箱の中の液体に貝殻を入れ、不思議な力(ビームのようなもの)で人魚たちを無力化しますが、主であるリム・ブンランは既に人魚に襲われ死亡していました。
- その5: 力を使い果たしたシア・イトベンも、腕を焼かれて死亡します。ニコルズは気絶した人魚たちを回収し、船へ戻ることを決意します。
- その6: オブラ・ディン号に逃げ帰ったニコルズでしたが、待ち構えていたフォルモサ人の護衛タン・チョウに射殺されました。
V. 呪われた獲物
ニコルズが持ち帰った人魚たちを巡り、船内は混乱に陥ります。
- その1: 人魚を船に引き上げる最中、人魚が目覚めてトゲを発射。尋問を受けていたタン・チョウと甲板員のハマドウ・ディオムが死亡しました。
- その2: 料理人のトーマス・セフトンが人魚の持つ貝殻に不用意に近づき、尾の一撃を受けて死亡します。
- その3: 暴れる人魚を運搬中、バランスを崩した一行が階段から転落。インド人甲板員のウィリアム・ワシムが死亡しました。
- その4: 船長付き司厨手のフィリップ・ダールが人魚の積み込みに反対し、剣を持ち出して暴走。甲板員のジョン・ネープルズの右脚を切断して死なせてしまいます(ダールはその後拘束され、船尾倉庫へ幽閉)。
VI. 海の兵たち
人魚を乗せて帰路につく船を、嵐と共にカニの怪物(とそれに乗る者)が襲撃します。
- その1: 嵐の中、マストで作業していた檣楼員のリ・ハンが雷に打たれて死亡。
- その2: 檣楼員のニコラス・ボッテリルが、侵入してきたカニの怪物に槍で刺され死亡。
- その3: 船匠助手のマーカス・ギブズが怪物に立ち向かうも返り討ちに遭い死亡。
- その4: 船医助手のジェームズ・ウォレスと檣楼員のジャン・ジエが、怪物の爪で首を切断され死亡。
- その5: 士官候補生のチャールズ・ハーシュティクが怪物に抱き着き、ランタンの炎で燃やして相打ちとなり死亡。
- その6: 家畜番のエーミル・オファレルが怪物のトゲ攻撃を受け、壁に打ち付けられて死亡。
- その7: 司厨手のズンギ・サーティが避難中に流れ弾に当たり死亡。
- その8: 船匠のウィンストン・スミスが怪物と刺し違えて死亡しました。
VII. 破滅
カニの怪物を退けた後、今度は巨大なクラーケンが襲来します。
- その1: 混乱に乗じてボートで逃げようとしたネイサン・ピーターズが、それを止めようとしたラーズ・リンデを撲殺(第1章での兄の死因を巡る因縁による)。
- その2: 画家のエドワード・スプラットが、用を足している最中にクラーケンの触手に襲われ圧死。
- その3~5: クラーケンとの戦闘中、甲板員のアブラハム・アクバル、掌砲長のクリスチャン・ウォルフらが大砲にまつわる事故や攻撃で死亡。司厨手のロデリック・アンダーセンも崩れた大砲の下敷きになりました。
- その6: 士官候補生のピーター・ミルロイが、クラーケンを攻撃しようとして火薬の爆発に巻き込まれ死亡。
- その7: 檣楼員のマバがクラーケンに身体を引き裂かれて死亡。ボートで逃げようとしたネイサンら数名も海へ転落し行方不明(死亡)となります。
- その8: 船長の妻アビゲイルが夫を探して甲板に出たところ、クラーケンが破壊した帆桁が直撃し死亡しました。
VIII. 取引
クラーケン襲来の裏で、船尾倉庫で起きていた出来事です。
- その1: 幽閉されていたフィリップ・ダールが、一緒に入れられていた箱を開け、中の液体に手を入れて火傷を負い死亡。
- その2~3: 妻を失い怒り狂った船長が、元凶とみなした人魚たちを銃と槍で殺害します(2匹死亡)。
- その4: 三等航海士のマーティン・ペロットが、生き残った最後の人魚を海へ帰そうとします。その際、人魚のトゲを受けて死亡しますが、人魚に貝殻を渡し「オブラ・ディン号を帰還させる」という“取引”を成立させました。
- その5: 船医のヘンリー・エバンズが、真相を知るためにペットのサルを船尾倉庫へ送り込み、射殺してその手を回収しました(これが後に調査官へ送られる「手」となります)。
IX. 脱出
生き残った乗員たちの間で疑心暗鬼が広がり、同士討ちが始まります。
- その1: 甲板長のアルフレッド・クレスティルが、クラーケン戦で片腕を失った傷がもとで死亡。
- その2~3: 船医や乗客たちがボートで脱出しようとする際、それを阻止しようとした檣楼員のレオニード・ボルコフと、一等航海士付き司厨手のポール・モスが死亡。
- その4~6: 船長への不信感から反乱を企てた掌砲手のオーラス・ヴィアテル、それを止めようとした四等航海士のジョン・デービーズ、巻き込まれた士官候補生のトーマス・ランケらが次々と死亡しました。
X. 終幕
船に残ったわずかな生存者による、最後の争いです。
- その1~3: 一等航海士のウィリアム・ホスカット、甲板員のヘンリー・ブレナン、檣楼員のルイス・ウォーカーが結託して船長室を襲撃。しかし、船長ロバート・ウィッテレルの反撃により3人とも返り討ちに遭い死亡しました。
- その4: 最後に残った船長は、妻の遺体のそばで自身の行いを懺悔し、銃で自殺を図りました。
考察
貝殻の正体
物語の鍵となる「貝殻」の正体は明確には語られていませんが、以下の特徴が確認できます。
- 元々は人魚が持っていたものであり、強力な力を持っている。
- 専用の箱の中にある液体(水銀のようなもの)に入れると、ビームのような強力なエネルギーを放出する。
- フォルモサの王族はこの貝殻を守ろうとしていた。
惨劇の原因
オブラ・ディン号の悲劇は、主に以下の要因が連鎖して引き起こされました。
- ニコルズの強欲: 二等航海士ニコルズがフォルモサの宝(貝殻)を狙い、反乱を起こしたこと。
- 人魚の持ち込み: ニコルズが人魚を生きたまま船に持ち帰り、船長がそれを積み込む判断をしたこと。これにより、仲間を奪われた他の怪物(カニ、クラーケン)が船を襲撃する事態となりました。
- 情報の欠落と疑心暗鬼: 船員たちは「貝殻が怪物を呼んでいる」と誤認したり、度重なる襲撃で船長への不信感を募らせたりしました。結果、脱出や反乱による同士討ちで多くの命が失われました。
オブラ・ディン号の帰還
全滅したオブラ・ディン号が港へ帰還できた理由は、第8章「取引」での出来事にあります。三等航海士マーティン・ペロットが最後の人魚を解放する際、貝殻を渡し、引き換えに船を帰すよう求めたことが示唆されています。
人魚はその“取引”に応じ、誰もいなくなった船を数年かけて帰港させたと考えられます。
| 攻略メニュー | |
|---|---|
| 攻略のコツ | 用語集 |
| I. 崩れた積荷 | II. 死に至る病 |
| III. 殺人 | IV. 出現 |
| V. 呪われた獲物 | VI. 海の兵たち |
| VII. 破滅 | VIII. 取引 |
| IX. 脱出 | X. 終幕 |
| 船員名簿・身元特定一覧(攻略早見表) | 安否ヒント集(人物別・難易度別) |
| 「安否不明」の人物について | ストーリーの解説と考察 |
| 実績一覧 | よくある質問 (FAQ) |
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