キャラクター
【テイルズオブシンフォニア】キャラクター
最終更新:2023年09月16日 00:57
パーティーキャラクター
ロイド・アーヴィング
- 声 – 小西克幸
- シルヴァラント出身 / 17歳 / 身長173cm / 体重58kg / 一人称:俺 / エクスフィアの位置:左手の甲
- 本作の主人公。剣士。幼馴染のコレットを護るために加えて、母親がディザイアンに殺されたことを知ってその仇を討つため旅に出ることを決意し、コレットの世界再生の旅に同行。エクスフィアは母、アンナの形見。
- 幼少期、瀕死の母と森の中にいたところをドワーフのダイクに拾われ、母はまもなく死亡、養子として育てられた。そのため、人種や立場に対する偏見がない。ドワーフに育てられた生い立ちに加え、村の学校で一目置かれるコレットやジーニアスとの行動が多いことから、同じく浮いた存在となっていた。「正義」という言葉を振りかざすのを嫌う。クールな二枚目を演じようとしているが、実際は飽きっぽい性格で、お人好しの熱血漢である。人を惹きつける魅力を持ち、真っ直ぐで言動に裏表がないので周囲には彼に好意を持っているものも多い。そのおかげか普段はパーティ仲もよいのだが、他人の立場で考えるのがあまり得意ではなく、根本的な現実を理解しないままに自分の考えに基づく発言をすることもあるため、時に周囲に非難される。また、全員を「仲間」として見るがゆえに女心に疎く、寄せられる好意には言われるまでまったく気付かない。少々天然ボケなところがあり、コレットの独特の発言に流されて彼女と一緒に話の論点をずらしていく場面もある。
- 「1本の力が100なら、2本で200」という単純な発想から、我流の二刀流剣術を体得(そのことをクラトスに話した時、哀れみの目で見られた)。また、ダイクに鍛えられたおかげで手先が器用で、扱いが困難な「要の紋」のメンテナンスを行うことができる。その器用さからか料理も上手いが、ビーフを追加しようとする癖があり、トマトが大嫌い。
- 戦闘では主人公らしく、通常攻撃が使いやすく、HIT数の多い技を修得していくが、回復の特技は修得しない。初心者でも安心して使えるが、TPは低い。
- 学校での成績はすこぶる悪く、九九もできない。ただし、勉強が嫌いなだけで頭の回転は速く、コレットが(天使化による)体の変調を隠していることに気づき、一杯のコーヒーを使って確かめたり、工芸や機械などの一部の知識に精通していたりする。
- 名前の由来はロイド眼鏡から取られており、初期のデザインでは眼鏡をかけていた。また、キャラクターデザインの藤島康介がラフで描いていたマントは、3Dでの再現が難しいため没になり、代わりに鉢巻状の帯が首に2本つけられた経緯がある。
- 第4回「テイルズ オブ」キャラクター人気投票では以前は自分より上位にいた本作のキャラ達を押さえ4位を獲得(3回目は24位)。20位分上がったキャラは2010年現在、ロイドのみである。
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ノイシュ
- 声 – 冬馬由美
- ロイドと共にいる、「プロトゾーン」と呼ばれる古代生物。原始生命体とも呼ばれたが、4000年前の古代大戦においてそのすべてが駆りだされ、死滅してしまっていたと考えられていた。プロトゾーンはヒトや生物が本来長い歴史をかけた進化を単体で行うため、単細胞生命体として誕生し、その後第一の進化でアクアンという魚類的存在となる。その後、エアロスという鳥類に進化し、更にアーシスという大地を駈ける生命体へ進化する(ノイシュは現在この形態)。その後もフェンリル、ラーと呼ばれる存在に進化し、最終的には「魔を狩る人」となる。
- 14年前にダイクが、幼いロイドと絶命寸前のアンナを発見した時に二人の傍らにおり、アンナが亡くなった後はロイドと共にダイクのもとで過すようになった。
- 人間を難なく乗せられるほど大きいが、ロイドは犬と言い張る。イセリアの学校に通うときもロイドはノイシュに乗っているが、モンスターが多いところに来ると逃げてしまう。魔物に対する恐怖は、優しかったアンナが自分の目の前でエクスフィギュア化した事と、彼女から幼いロイドを庇って負傷した際のトラウマに起因している。
- 古代大戦時代から生き続けている為、古代大戦の四英雄ともその頃からの顔見知りで、当時からの仲間であるクラトスに非常に懐いている。クラトスとの再会時はそわそわし、別離では不満を見せる。またミトスにも懐いており、ミトスもノイシュに対しては心を開いている。OVAでは一瞬だけ登場する。
コレット・ブルーネル
- 声 – 水樹奈々
- シルヴァラント出身 / 16歳 / 身長158cm / 体重44kg / 一人称:私 / エクスフィア(クルシスの輝石)の位置:胸部
- 本作のヒロインで、シルヴァラントの神子。ロイドの幼馴染。マナの血族の末裔であり、エクスフィアの進化形と考えられる宝玉「クルシスの輝石」を握って生まれたことで神子の証とされ、神託を受け世界再生の役目を背負うことになる。神子という立場から学校では浮いている存在で、友達になってくれたロイドに幼馴染以上のほのかな想いを抱いている。後に天使として肉体が変化し始めると、桃色に輝く光の羽を纏って空を飛べるようになるなど超常的な力を得、視覚や聴覚も強化されるが、それと引き換えに味覚や痛覚、眠気や疲労、果ては言葉など人間としての感覚を徐々に失っていく(リフィル曰く「天使疾患」)。天使化が治ってからも、羽での飛行能力や優れた聴力など一部の力は残った。
- 普段は心優しくおっとりした性格で時々「だいじょぶ」「どしたの?」などの「う」を抜いた喋り方をする。ロイドの意見に引き摺られがち。かなりのドジっ娘でよく転ぶが、その結果が功を奏し、パーティの活路を開く場面もあり、しいなから「神に愛されたドジ」と評されている。世界中の野良犬に名前をつけて回るほどの動物好き。神子として育てられた影響もあり、自己犠牲心や責任感が非常に強い。また、何かあるとすぐに謝る癖がある。歴代の神子の中でマーテルとの固有マナが最も近く、マーテルと一時的に融合した時彼女と記憶の一部を共有したことにより、その思いを知り、性格も微妙に変化した。しいなのスタイルのよさを、同じ女性として羨ましがっている。
- 好きなフルーツを使った料理とクリームシチューが得意。ピーマンが嫌い。リーガルほどではないが紅茶派。
- 武器はチャクラム(戦輪)で、普段は上着の背中側に収納している。通常攻撃が全段HITし難く、技も隙が大きいため、敵との間合いが重要となる。他にもピコハンやパラライボールを隠し持つ。また、物語序盤で最初の天使化を経ると「天使術」と呼ばれる特有の光系上級魔術が操れるようになる。アイテムスティール、ローバーアイテムではずっこけてアイテムを奪う。回復術が使えないヒロインは彼女が初めてである。
- 国外版での名前は”Colette Brunel”。”Colette”はスペインの女性名で、日本版の名前と同じくコレットと発音する。
ジーニアス・セイジ
- 声 – 折笠愛
- シルヴァラント出身(生まれはテセアラ) / 12歳 / 身長141cm / 体重29kg / 一人称:ボク / エクスフィアの位置:右手の甲
- イセリアに住むハーフエルフの少年。ロイド、コレットとは親友。村の子供の中で一番の頭脳の持ち主で、名門学校から招待を受ける程。趣味は勉強。パーティではリフィルに次いで学力に長け、物理学の衝撃の計算を暗算であっさり行える。一方で、人間牧場に捕らえられている老婆にパンを差し入れる優しさもあり、精神面や社会的な考え方は年相応に幼い。洗濯、掃除、料理と家事は何でもこなし、料理の腕はパーティキャラ中一番。好物はミルクで、好きな料理はグラタン。ニンジンが嫌いで、追加食材にも使わない。また、運動は苦手で、走り回っているとよく転ぶ。仲間とは打ち解けて話すものの、幼い頃から迫害され続けたため他人の目に敏感で、慎重に距離を置く引っ込み思案な面もある。
- 生まれはテセアラのヘイムダールで、母バージニアがハーフエルフ迫害から逃れさせようとシルヴァラントに送った。だが、シルヴァラントでも迫害を受けたため、普段はエルフとして暮らしている。また耳は丸耳で、エルフ(尖耳)との違いを隠すために髪を伸ばしている。ジーニアスにとって初めての同種族かつ同年代の友達であるミトスとは、親がおらず姉に育てられた境遇もよく似ており、2人の絆は強かったが、それらはミトスが正体を明かしたのと同時に彼によって崩壊されることになってしまう。
- テセアラで出会ったプレセアに一目惚れし、12歳という年齢なりに不器用かつ積極的にアプローチを試みるものの、プレセアが感情を取り戻す前も取り戻した後も、あまり報われることは無かった。
- 攻撃系の魔術を得意とする魔術士で、多様な属性の攻撃魔術を修得する。呪文詠唱のリズムを取るための道具としてけん玉を装備しており、フレイルやモーニングスターのように扱って直接攻撃も行う。エクスフィアは、慕っていた老婆マーブルの形見。
- 国外版での名前は”Genis Sage”。
リフィル・セイジ
- 声 – 冬馬由美
- シルヴァラント出身(生まれはテセアラ) / 23歳 / 身長166cm / 体重49kg / 一人称:私 / エクスフィアの位置:左太腿の内側
- イセリアの学校のただ一人の教師で、ジーニアスの姉。周囲からは「リフィル先生」と呼ばれる。聡明な美人で、イセリアではファンクラブも存在する。冷静で大人びた雰囲気だが、考古学や魔科学に長じており、遺跡やアンティークを見ると興奮して人格が変わる(ロイド達曰く「遺跡モード」)遺跡マニアでもある。自分の授業を無視したり、規則を守らない生徒へは容赦なくチョーク・黒板消し投げ、尻叩き、蹴りを入れるといったお仕置きと称した制裁を与える。家事全般が苦手。特に料理は壊滅的で「画期的」という理由だけで辛いケーキを作ったりしており、料理の腕はメンバー中最低。レモンが好物で、ほとんどの料理に追加食材として使う。コーヒー派。
- ヘイムダール生まれ。子供の頃から非常に優秀で、王立研究院にその頭脳を欲されたが拒み、両親や弟のジーニアスと共に追われる生活を送っていた。追手から逃れるために母によって弟とシルヴァラントに送り込まれるが、そこでも迫害を受け、幼い弟を育てながら放浪する。18歳のとき、ようやくイセリアに定住するものの、種族をエルフと偽り暮らさなければならなかった。その生い立ちからか、パーティ内では最も慎重で他人を疑う性格であり、自分達を異世界に追いやった母親を長年恨んでいた。また、逃亡生活中に真冬の海に投げ出され溺死しかけた経験があり、カナヅチで水周りが苦手(お湯は平気)。仲間にも、弟にさえ弱点を隠そうとするが、水を前にすると目に見えて怯える。ハーフエルフであることがばれないように、弟と同じ丸耳を髪で隠している。しいなとは憎まれ口を叩き合いながらも親しい仲。彼女には及ばないものの、女性らしい体型の持ち主。
- ミトスとの決戦後は、ジーニアスと共にハーフエルフへの迫害をなくすための旅に出た。
- 攻撃術に特化した弟とは対照的に、さまざまな回復・補助系の治癒術を使う。また光属性の魔法も得意とする僧侶タイプ。武器は杖を使う。エクスフィアは、レネゲードのボータが所持していたもの。
- 国外版での名前は”Raine Sage”。
藤林しいな
- 声 – 岡村明美
- テセアラ出身 / 19歳 / 身長164cm / 体重48kg / 一人称:あたし / エクスフィアの位置:左胸の下(小説版は二の腕)
- テセアラの隠れ里ミズホ出身のくノ一。テセアラ王の依頼で、シルヴァラントを救おうとする神子コレットの命を狙う暗殺者としてロイド達の前に現れる。だが、情に脆いため任務に徹しきれず、コレットの優しさに触れて動揺する。人工精霊コリンをいつもお供に連れている(ドラマCDで両者の出会いが描かれている)。ゼロスとは以前から面識があり、軽口を言い合う間柄。だが以前ゼロスの恋人と勘違い(ゼロスがしいなを恋人だと述べたため)して斬りかかってきた妹のセレスには、少々苦手意識を持っている。エルフの血が少し入っている為、既に途絶えつつある召喚術を使える(精霊などの自然界のマナを使うにはエルフの血が必要な為、コリンとの契約に成功したのを機に、しいながエルフの血を引いていることが確定的になったという)。
- 女性陣の中で一番のグラマラスな体型で、巨乳。その設定からか、特に称号で変化する彼女の衣装は、スタイルのよさを強調する露出度の高いものが多い。しいな自身はその体型を気にしており、周囲からの指摘や注目を浴びることを恥じている。また、恋愛においては疎く、清らかな乙女とのみ意思の疎通が可能なユニコーンと対面した際には、驚くメンバーに対し憤りを見せた。しかし、密かにロイドに想いを寄せており、彼とのやりとりで照れると、発言がしどろもどろになってしまい、気持ちを伝えることができない。
- 料理の腕は女性陣の中で一番(ロイドと同じレベル)。ただし勉強は苦手で、パーティでは下から2番目。
- 過去に雷の精霊ヴォルトとの契約に失敗し、ミズホの里の4分の1の人間を死に至らしめるという甚大な被害を齎したことがあり、トラウマとなっている。その一件以降、里の中でも孤立しがちで、身内を亡くした者達の恨みも肌に感じて育ったことから、自責の念が強い。
- 札による攻撃や力の吸収などを行う符術士。リーチが短く威力も低いものの、懐に飛び込めば素早い連携が可能。また、契約に成功した精霊を召喚出来る召喚士でもある。特技のエフェクトは札を貼る操作のみのものが多い。
- サブイベントで、ガオラキアの森に捨てられていた子供だったことが判明する。赤子だったしいなを拾い、孫同然に育てたのが、彼女に「おじいちゃん」と慕われる頭領のイガグリである。本当の出自は作中で明かされていない。「藤林しいな」というのは字(あざな)で本名は不明。
- 国外版では名前の表記が “Sheena Fujibayashi”に変更されている。
ゼロス・ワイルダー
- 声 – 小野坂昌也、田中晶子(OVA少年時代)
- テセアラ出身 / 22歳 / 身長179cm / 体重68kg / 一人称:俺さま(もしくは俺) / エクスフィア(クルシスの輝石)の位置:胸部
- テセアラの神子。紅髪の美青年で、王族の次に権力を持つ公爵でもあるが、普段は定職に就かずブラブラしている。クラトスと同タイプの魔法剣士。長短さまざまな剣の扱いに長ける。また、アイオニトスを服用しているため、ハーフエルフ同様、体内でマナを生産し攻撃魔法や回復術を使うこともできる。しいなとは物語が始まる前からの顔見知りで、後日談として発売されたドラマCDではしいなとの珍道中が描かれている。本人たちによれば「腐れ縁」とのこと。しかしコリンを失ったしいなを遠回しに気遣う、自身の命を犠牲にしようとした彼女を真剣に止めるなど、特別視しているような様子も見受けられる。
- リーガルの正体を見抜くなど洞察力に優れる一方、皮肉屋でもある。無類の女好きで、よく女の子に声を掛けているが、パーティ内では軽くあしらわれてしまう(ただし、メルトキオではモテモテ)。たまに冗談混じりでロイドを「ハニー」と呼んだり、わざと周囲の批判を買うような発言をするなど、一部の仲間から「アホ神子」と呆れられる態度を見せるが、それらの軽薄な外面は体裁を保つための表の顔でしかなく、あらゆる人間に神子としか見られない自分の生まれに疎外感を抱いている。
- 父親と母親(声 – 藤村歩)は、マナの血族を管理するクルシスに結婚を強いられ、それぞれ愛した人と引き離された。父はゼロスの幼少期に自害。実の母ミレーヌは、神子の地位争いのために父の恋人(妹の母)に刺客を向けられたゼロスの身代わりの形で殺される。彼女の死の間際、お前なんか生まなければ、とゼロスは母に自分の存在を否定された過去を持つ。その事件の後始末により、妹の母は処刑され、唯一残った肉親である妹のセレスは、孤島の修道院に軟禁された。妹に素っ気なく接するゼロスだが、内心では大切に想い、身につけるのを嫌ったクルシスの輝石(神子の証)を彼女に預けている。事件は雪の日に起きたため、雪に対するトラウマがあり、冬の間は南方のアルタミラで過ごしている。
- ハーフエルフに母を殺されたため、内心ハーフエルフを嫌っていたが、終盤ロイド達との旅によりそれも和らいだらしく、国王にハーフエルフを差別する法律を撤廃するように進言した。
- 王立研究院付属の学問所を首席で卒業しており、ジーニアスのミスを指摘するなど、リフィルも認めるほど高い学力を誇る。ロイド達に教えることもある。得意科目は数学、苦手科目は化学。
- 神子という立場からの解放を条件に、クルシスのスパイとしてロイドの仲間に加わり、さらにレネゲードとの間でも暗躍していた。終盤でロイド達を裏切りパーティから離脱するが、物語の分岐次第ではすぐにパーティに戻ってくる。この分岐により、最終的にゼロスとクラトスのどちらか一方のみが仲間になる。ゼロスが再加入しないルートを辿った場合、彼は悲劇的な最期を迎え、エンディングにも一切登場しない。最初はロイドを軽く見ていたが、旅を通じて一心に頼りにしてくれる姿を見て少しずつ見直すようになり、裏切ってもなお信じてくれた彼に終盤ではかなりの信頼を寄せていた。
- 天使化の際の羽の色は金色。物語上では特定のルートでしか天使化はしないが、秘奥義【シャイニング・バインド】を使用した場合、「天使化」と表記され羽が出現する(もう1つの【ディバイン・ジャッジメント】では『昇華』と表記される)。
- 全く料理をする必要のない環境に育った彼だが、どんな料理でも無難にこなす。だが熟練度は男の中では最下位。フルーツポンチやケーキには好物のメロンを入れようとする傾向がある。好きな食べ物はメロンとタイとマグロ。嫌いな食べ物はタコ。
- 彼固有のEXスキルにより、町の女性に話しかけると幸運の値に応じてアイテムをもらうことができる。
- 作中や『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』ではクラトスに対して冷たく接したり、皮肉や暴言を吐くことが多い。これは彼の母親の死の一件で「親は子を守るもの」という持論から、息子を振り回すクラトスを許せなかったため。
- 物語後を舞台とするドラマCD『a long time ago』では、神子としての立場からテセアラの政治に干渉し、シルヴァラント復興に力を貸している。しかし、それを良しとしない貴族たちから、命を狙われ続けている模様。
- また、しいなとの2人旅を綴ったドラマCD『ロデオライド・ツアー』では、「世界を脅かす存在」としてテロリストに命を狙われ、各地を放浪する。
- ビバ☆テイルズ オブでは、『テイルズ オブ ジ アビス』のジェイドと共に司会を務め、『テイルズ オブ』シリーズの藤島康介デザインのキャラが総出演する『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』のCMでも2人で出演している。
プレセア・コンバティール
- 声 – 桑島法子
- テセアラ出身 / 12歳(実年齢は28歳) / 身長138cm / 体重24kg / 一人称:私 / エクスフィアの位置:胸部
- 神殿に神木を納めている木こりの少女。トレードマークはトゲトゲのツインテールと巨斧。
- 病に臥した父の代わりに働くためにエクスフィアを求め、ロディルたちの思惑により、人工的にクルシスの輝石を作り出す「エンジェルス計画」の実験体にされて、エクスフィアと、エクスフィアの覚醒を遅らせる仕掛けが施された要の紋を植えつけられた。その影響で、人間離れした怪力を得た反面、喜怒哀楽の感情の全てを失った。肉体も12歳のまま成長が止まり、以降、同じ村の住民に化け物扱いを受けながら機械的に働く生活を送っていた。ロイド達が現れて、エクスフィアに正しい要の紋を装着されたことで16年振りに感情を取り戻せたが、知らずに過ぎ去った年月に対する複雑な思いが残った。事故とはいえ、ただ1人の妹のアリシアをリーガルに殺されたことで、2人の間にはわだかまりがある。
- 生来は無邪気で明るい少女だったが、感情を取り戻した後も本来の性格に戻らず、冷静沈着だがやや感覚がずれた面もあり、無意識の毒舌家。ゼロスのふざけ半分の要求を受け、彼のことは最初から最後まで「ゼロスくん」と呼び続けている。ジーニアスに好意を寄せられておりしばしばアプローチを受けるが、本人にはほとんど自覚が無い。好きなものは肉球で、コリンやノイシュの肉球を触るのが好き。ロイドと同じく手先は器用で、彼女の木彫りの作品はお守りとしても評判が高く、よく売れる。ドラマCDでは、妹のアリシアよりも裁縫が苦手という設定になっている。
- パーティにおける料理の腕前の順番は、最下位のリフィルの上。ただし、リフィルと違って栄養バランスは考慮しているらしく、レモンと肉か魚かを適当に追加しておしまい、ということはない。
- エクスフィアの特性から、小柄な少女であるにもかかわらず、戦闘時には身の丈を超える巨大な斧を振るうパワーを誇る戦士となる。敵の攻撃が当たり難い低い身長が功を奏し、乱戦に強い。秘奥義が2種類あるメンバーは彼女を含めリフィル、ゼロスの3人だが、プレセアは追加秘奥義という形で、発動条件の難易度は随一。その分威力も全秘奥義中最強で、鍛え上げた魔装具を装備すればラストボスさえ一撃で倒すことも可能。初期設定の髪の色は薄紫色だったが、製作側からの要望でピンクに変更されている。
リーガル・ブライアン
- 声 – 大塚明夫
- テセアラ出身 / 33歳 / 身長189cm / 体重85kg / 一人称:私 / エクスフィアの位置:手首の内側
- ロイド達を襲った囚人の1人。貴族の生まれで、かつては大会社「レザレノ・カンパニー」の会長として恵まれた生活を送っていたが、罠に嵌り、愛する者を手にかけてしまった。その罪悪感から自首して自ら牢獄に入り、犯した罪を悔いながらも決して忘れないように、両手に手枷を嵌めている。また、死なせた恋人のアリシアがプレセアの妹であったために、アリシアの面影を持つプレセアをエクスフィアの呪縛から救うためにロイドたちに同行し、仲間になった後も彼女を特別気に懸けている。口数が少なく無愛想な性格だが、貴族ゆえに博識でロマンチストでもあり、洗練された言い回しには気障な言葉も覗く。プレセアと同じく肉球好きだったり、ロイドを足で戦わせようと張り切るなど、スキットではお茶目な描写も多い。スキットでロイドに「親父って感じがする」と言われてショックを受けていたことから、自分の年を気にしている面も見られる。ドラマCDでは、ゼロスが書いた芝居(リーガル主人公のヒーローもの)を意欲的に演じるなど、子供っぽいところもある。
- 戦闘では両手を使うことなく、獄中で身に付けた足技が主体の格闘流派「トラウベル流武術」を駆使し、脛の部分に足甲(レガース)を嵌めて蹴り技で攻撃する。さらに気功術を用いた回復もこなす。特技の連携への繋げ方とタイミングによって、戦闘における活躍が左右される。
- 昔は、手や腕を多用する武術の使い手でもあった。イベントで一度だけ手技を見せるが、その威力はクルシスの頑丈な鉄格子をいとも簡単に破壊してしまうほど。そこまで強力な手技を秘めながらも、両手を封印し足技のみで戦うのは、たとえ目的達成のためとはいえ魔物や敵の命を奪う行為に対する重さを常に感じ、それが無益な殺生であるかもしれない、と手枷によって自分自身を戒めるためである。
- 上流社会で育ったにもかかわらず、自分専用の包丁を持参するほど料理好きで、パーティでは2位の腕前。趣味は料理で特技も料理。意外な一品の追加を好む。手枷をつけた状態で、どのように料理をしているかは不明。豆腐が好き。「コーヒーなんて泥水のようだ」と言い張る程の紅茶派。そのためレザレノ・カンパニーの遊園地の「コーヒーカップ」は、「ティーカップ」になっている。着替えの時だけは手枷をはずす。
- 国外版での名前は”Regal Bryant”。
クラトス・アウリオン
- 声 – 立木文彦
- 28歳(外見年齢) / 身長186cm / 体重78kg / 一人称:私 / エクスフィアの位置:左手の甲
- コレットの世界再生の旅の護衛として雇われた、凄腕の傭兵。剣も魔法も使える魔法剣士で、治癒術も使いこなす。無口・無表情で沈着冷静。冒険の過程で、経験不足のロイドに実戦に際しての心構えや戦術などを説く。全体的に料理は得意なもののトマトが苦手で、ロイド同様トマトを使う料理の熟練度は最低クラス。リフィルほどではないがコーヒー派。非常に博学で、パルマコスタ学問所のテストでは400満点中380点を取っている。
- 正体は、4000年前の四大英雄の一人にして、クルシスの頂点に立つ四大天使のひとり。ハーフエルフで構成されたクルシスの中では唯一の人間であり、ロイドの実の父親でもある。羽の色は澄んだ水色。かつては、ミトス達と共にハーフエルフへの迫害を無くすために尽力していたが、裏切った人間達にマーテルを殺されミトスが変貌した事件を切っ掛けに、過ちだと分かっていながらミトスのクルシスでの悪行に同調し、ずっと見過ごしてきた。
- 一時期クルシスを離反し、下界で出会ったアンナと結ばれロイドを授かるものの、追っ手のディザイアンが原因で妻を殺めてしまったこともあり、あらゆることに無気力になって、再びミトスの元へと戻ってしまう。だが、後にコレットの護衛と監視のためにシルヴァラントに発った際、ダイクの家でアンナの墓を発見し、ロイドが死んだと思い込んでいた自分の息子だと気付く。そして、その思想に共鳴して再びミトスを止める決心をする。家族3人の絵が入ったロケットペンダントを宝物にしており、彼が終盤で再び仲間になるルートでは、ロイドに譲られたそれが息子の身を守った。トマト嫌いがロイドとの共通点。
- 中盤で正体を明かしてロイド達を裏切り一度パーティから離脱するが、物語の分岐次第では、終盤で再びパーティに入る(再加入しないルートの場合、ロイドとの一騎打ちで受けた傷が元で戦えなくなり、最終決戦をゼロス含む他の8人に任せる)。実際はこの裏切りは形式的なものであり、クルシスである自らの立場を怪しまれない形で利用しロイド達の手助けをするためであった。そのため随所で表面上は敵に見せかけても心からロイド達を思いやる態度が見られる。古代大戦時代から彼が愛用する炎の魔剣フランヴェルジュは、後にロイドの育ての父であるダイクのヴォーパルソードと共に、息子に託される。世界統合後、世界中にあるエクスフィアを集めるべく、デリス・カーラーンにて果て無き旅に出る。ストーリーの都合上、ゼロスと同時にパーティにいられるのはごく僅かな期間のみ。
- 『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』において、4000年前はテセアラの貴族で騎士団所属の騎士だったことが判明した。ミトスがまだ勇者と呼ばれていない頃、ミトスとマーテルの主張を信じテセアラのために奔走したが、逆に国王より騎士失格の烙印を押され、テセアラを追われている。その頃から、他者に対しては無関心な態度で接し、戦場で幾度となく剣を交えたユアンのこともよく覚えていなかった。
- 第2回人気投票では1位にランクインした。第5回は他のシンフォニアキャラが下がる中、クラトスのみ順位を維持していた。
クルシス
ユグドラシルが組織した、天使(無機化したハーフエルフ)のみで構成された組織。世界に多くの信者を持つ「マーテル教」の中枢となる神の機関で、中心人物は古代大戦の英雄であるミトス、マーテル、ユアン、クラトスで構成された「四大天使」(「四大天使」は眠りについているマーテルの座が事実上の空位となっている)。衰退世界の神子に神託を与え、女神マーテルを復活させて世界に繁栄を齎すように導くが、それは表の目的。マーテルの器となる可能性がある神子を探し、マーテルの精神を神子の器に定着させ、無機生命体のみで構成される「千年王国」を建国することが真の目的であり、陰でディザイアンにエクスフィアを製造させている。天使は感情や感覚を持たず、機械的な行動しか行えないが、戦闘用に状況判断力を持たされた者など例外もある。
ユグドラシル
- 声 – 田中秀幸
- ?歳 / 身長?cm / 体重?kg
- クルシスの最高指導者で、四大天使の一人。配下にクラトスとユアンを持つ。種族はハーフエルフであり、差別のない千年王国を作るために全ての生命を無機生命体にする計画を実行している。万物の精霊であるオリジンと契約を交わしており、時間と空間を操る魔剣エターナルソードを扱う能力を持つ。この力により世界を二つに引き裂き、そしてクルシスがマナの流れを操ってシルヴァラントとテセアラを支配するシステムを確立した張本人である。
- ユグドラシルの正体はカーラーン大戦の英雄にして、かつてディザイアンを封印したとされていた伝説の「勇者ミトス」その人であり、ミトスが天使化し成長を促進して成人の姿になった姿が「ユグドラシル」である。なお、藤島康介の設定資料集やPS2版EDにおいて、成人の「ユグドラシル」と少年の「ミトス」は別キャラとして区別されている。服装もミトスの形態とは異なり、胸の開いた全身を覆う白い服を着用、また胸には緑色のクルシスの輝石がある。翼の色は紫色で耳は尖り耳。
ミトス・ユグドラシル
- 声 – 高山みなみ
- 14歳 / 身長153cm / 体重41kg
- かつて4000年前に起こったカーラーン大戦の英雄であるハーフエルフの少年。少女のように美しい容貌を持つ。本作のラストボス。4000年ほど前にヘイムダールに生まれるが、ハーフエルフであることを理由に姉のマーテルと共に追い出される。迫害と孤独の中で姉であるマーテルに支えてもらっていたために、その愛情と依存心が強い。
- 大戦当時は激しい迫害に晒されながらも、いつか差別のない世界になることを信じ、クラトス、ユアン、マーテルと共に苦しみに耐えながら戦乱を乗り越えてカーラーン大戦を停戦させた。またこの間に全ての精霊と契約をしている。停戦当時は大樹が枯れマナが枯渇しかけていたため、契約した精霊の一人であるオリジンにエターナルソードを作らせ、世界を二つに分断することで枯渇を防ぎ、大いなる実りを持ったデリス・カーラーンが飛来する次期まで待つことにした。
- しかしいざ大いなる実りが飛来したその時、マーテルが人間たちに殺害されてしまう。それをきっかけにミトスは人間に絶望し、差別のない世界である千年王国を作ることとマーテルの復活を目的としてクルシスを発足、現在はその最高指導者として君臨し、世界を救った勇者から歪んだ世界を管理する独裁者へと変貌を遂げた。
- クルシスに破壊されたオゼット村の生き残りとしてロイド達の前に現われ、正体を隠してコレットの様子を伺うために潜入した。しかしロイド一行と交流する中で人の温もりに触れ、特にジーニアスとは子供同士の「友達」として親密な関係になる。そうした過程を経てクルシスを率いて行う自分の行動に疑問を抱くが、4000年間に渡る千年王国とマーテルへの執着には敵わず、結局自らの正体を明かしてロイド達と敵対する。その後マーテルの復活に成功したものの、マーテルに英雄時代とはあまりに違う今の自分を拒まれ、彼女の言葉を誤解したミトスは支えを失って暴走してしまい、最終的にはデリス・カーラーンに還ろうとするとともに大地そのものを滅ぼそうとする。一度はロイド達の手で倒されたが、クルシスの輝石に自らの精神を移していたため復活し、再び戦ったものの敗北。何度死んでもクルシスの輝石の力で甦り、最後は輝石に乗っ取られてしまうことを察し、ロイド達に輝石を破壊するように促し、輝石を破壊されて完全に消滅。決して生き方を改め相容れることは無いとしながらも、ロイドとその生き方を「自分の選ばなかった道を極めた者」として最期に認めた。しかし、そうした中でもロイド一行、特にジーニアスに情を示す描写も見え、本当にミトスが心の底から千年王国とマーテルを望んでいたのか、それとも自分の行為を過ちだと悟ってやり直したかったのかは不明である。
- 本来の姿は幼い少年だが、クルシスの指導者でいるときは成人の姿となり、クラトス達を含めクルシスの配下には「ユグドラシル」と呼ばせている。翼の色は虹色で、耳の形は不明だがユグドラシルの姿と同様ならば尖り耳である。クルシスの指導者となったミトスの性格は冷徹で、自分に仇なす者に容赦せず、憎悪の対象である人間や同胞であるハーフエルフにさえも手を下す。かつては仲間だったユアンにさえも容赦しない。また自分の信じる理想に対して独善的であり、自分が好感を抱いたマーテルやジーニアスに対しての独占欲が強い。一方で英雄時代のミトスは素朴かつ純心、物腰柔らかだがまっすぐな性格で、大戦当時の泥水をすするような苦境の中でも自分の信念を曲げない精神の強さを持っていた。戦闘スタイルも異なり、クルシスのミトスは魔法、天使術を多用するのに対して、英雄時代のミトスは剣術を主流に、魔術、法術、精霊の召喚術などをこなしていた。なお、剣の師匠はクラトスである。
- GC版では基本的にクルシスの指導者としてのミトスしか見られないものの、PS2版ではEXTRAダンジョン「禁書の記憶」の最奥部で4000年前のミトスを見ることが出来るほか、『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』には4000年前のミトス達を中心に展開するイベントが用意されており、当時のミトスの様子や仲間たちとのやりとりを垣間見ることができる。また『テイルズ オブ タクティクス』のTOSストーリーではミトスをプレイヤーキャラとして使うことができ、そのミトスはレイピアなど細身剣の二刀流で戦闘を行う。『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』や漫画版では片手剣を左手に持ち攻撃するシーンがあり、『テイルズ オブ タクティクス』でも二刀のうち左手の剣を主に使って攻撃をしているなど左利きだと推測できる描写がある。ただし、英雄時代の詳細設定は公式で語られていないため不明である。
マーテル・ユグドラシル
- 声 – 渡辺美佐
- 身長173cm / 体重58kg
- かつて4000年前の大戦で勇者ミトスに力を貸したとされる女神。その正体は古代大戦の英雄の一人にして、クルシス四大天使の一人でもあるハーフエルフの女性。ミトスの姉で、幼少期に両親を失ったミトスにとっては親代わりでもあった。
- 包容力に溢れた女性で、どれほど迫害されても、いずれ世界から差別がなくなることをミトス以上に強く信じ、迫害に苦しむミトスを最も近い位置で支え続けた。またユアンのかつての恋人。裏切った人間達から大樹カーラーンの種子を守るために亡くなった際、精神のみが種子に取り込まれて同化した。「誰もが差別されることなく暮らす世界を見たい」との遺言を残したが、意味を歪めて解釈したミトスにより、千年王国の計画が立てられてしまう。ミトスは姉の復活を強く望み、世界を道具として利用するようになったが、彼女自身は自らの復活を望んでおらず、4000年間も精神だけの存在として動くこともできないまま、ミトスの暴走を止めることができずに世界を見続けてきた。
- 4000年前にコレットと同じく輝石との拒否反応による永続天使性無機結晶症を患っていたが、ルーンクレストによって完治している。天使化した際の羽の色は不明。自身の器候補であるコレットとは固有マナが近く、後にユグドラシルの手中に落ちたコレットの体に宿り復活するも、ミトスのこれまでの行いを否定し、再びコレットに装着された要の紋の力で彼女の体から離れていった。
- 大いなる実りに宿った精神が解放された後は、アルテスタ作の人工人形タバサに密かに入り込み、この世の行く末を見守っていた。エンディングにて、過去に犠牲になった大勢の神子達と共に大いなる実りの中へと吸い込まれ、融合して精霊マーテルとして生まれ変わる。「ミトスの姉だったマーテルは自分の中の1人にすぎない」と精霊が語ったことから、精霊のマーテルとハーフエルフのマーテルは、似て非なる存在ということになる。
- 漫画版での容姿は精霊としての設定で描かれているが、古代大戦時代はロングスカート姿で、頭部側面に木の葉はついていない。一方で、多くのアンソロジーでは頭に葉がついていたりと、精霊と同一の容姿で描かれることが多い。
- 精霊マーテルと『テイルズ オブ ファンタジア』のマーテルは同一人物だが、後者の声優は岩男潤子(PS版)、田中理恵(PSP版)である。
クラトス・アウリオン
- 上記のパーティーキャラクターを参照。
ユアン
- 下記のレネゲードを参照。
レミエル
- 声 – 坂口哲夫
- 女神マーテルを守り復活させるために存在するクルシスから、コレットの元へ降臨した守護天使。野心家。冷酷で人間を見下しており、天使こそが至高の存在だと思っている。ロイド達が最初に戦うことになる天使でもある。
- コレットに試練を与える際に自分が父親だと思い込ませたのは、コレットをマーテルの器に相応しい天使として成長させて導いた功績により、自分が四大天使の空位(眠りについているマーテルの座)に君臨するための偽りだった。コレットの成長直後に本性を表し、用済みとなったロイド達を始末しようとするが、敗れて失敗に終わる。正体を明かしたクラトスに救いを求めたものの、日頃人間を見下していたことから元人間のクラトスに見放され、息絶える。
- OVA版では顔が原作よりも老け、しわが寄っている。厳粛な態度で登場し、本作で常に見られた優しげな表情は見られない。
レネゲード
renegadeは英語で背教者・裏切り者の意。800年ほど前に結成された組織で、マーテル復活を阻止すべく、その器となり得る神子の暗殺を繰り返してきた。自分達が手を下す一方、テセアラ王にも「テセアラの繁栄を守るため」と唆し、シルヴァラントの神子暗殺を促している。開始時点でのシルヴァラントの異常衰退、テセアラの異常繁栄は彼らによって世界再生がことごとく妨害された結果、マナが異常にテセアラに流れ込み、シルヴァラントのマナが枯渇に近い状態にあったためである。作中では、マーテル教会聖堂での襲撃を皮切りに、度々ロイド達の前に現れる。クルシスやディザイアンとは敵対関係にあるため、ロイド達を手助けすることもあれば、策のために利用する場面もある。中盤では、世界間の移動をレアバードで可能にするべく、シルヴァラントとテセアラを繋いだ。構成員の大半がハーフエルフ。ディザイアンと勘違いさせるために、戦闘員はあえて似た服装をしている。把握しているのはテセアラ人とクルシス本体ぐらいであり、これまでの暗殺は一般にはディザイアンによる妨害と思われている。また、上記の事情からテセアラ王室との関係も深く、信用を得るためテセアラ民衆にはディザイアンから強奪したエクスフィアを配布したりしている。
ユアン
- 声 – 森川智之
- 身長188cm / 体重78kg
- クルシスに対抗する地下組織レネゲードの首領であり、皮肉屋で自信家。組織の長だが、自ら前線に立つ行動を好む。雷属性の魔術や技が得意で、身の丈より遙かに巨大なダブルセイバーを振り回して戦う。種族はハーフエルフで、耳は丸耳。
- 作中では、クルシスの目的を阻止しようと数々の策を立て実行するものの、裏目に出て失敗することが多い。とはいえ、強大なクルシスを相手に800年に渡って戦い、組織を維持し続けた統率力は非常に優秀。部下からの人望が厚く部下想いでもあり、中盤におけるボータ死亡の際も、無表情の奥では片腕の死を悲しんでいた。エターナルソードによる世界の統合を目指し、オリジンを封印しているクラトスを捕まえるために、ロイドを手中に入れようとしていた。
- 正体は、クルシスの四大天使の1人で、かつての古代大戦を終結に導いた4人の英雄の1人。羽の色は白っぽい紫色。皮肉屋な性格は昔から変わらず、当初はミトスとマーテルの挫折を見届けるために旅に同行した。だが、旅を続ける過程で2人の理想に感化され、マーテルを愛するようになり、その後は恋仲そして婚約へと進展していった。本作における彼の行動は、全て「誰もが差別されることのない世界が見たい」という恋人の最期の願いを実現するためで、同時に、大いなる実りに縛られた彼女の精神を解放し、永遠の眠りにつかせるためである。宝物は、ユアンとマーテルの頭文字「Y・M」が彫られた結婚指輪。
- エンディングでは登場しないため、クラトスと共にデリス・カーラーンへと旅立ったのか地上に残ったのかは不明。ゲーム本編以外の公式作品(ドラマCD等)では地上残留という設定であった。『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』で明らかとなり、フルネームもそちらで判明する。
- 『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』では、ミトスやマーテルと旅をする前はシルヴァラントの騎士団所属だった模様が描写された。クラトスと幾度となく戦場で剣を交えながらも、クラトスの人に対する無関心な部分が嫌いだった、と本人に告白している。
ボータ
- 声 – 黒田崇矢
- ユアンの片腕となって行動する勇敢な部下。種族はハーフエルフ。ユアンが不在、または正体を隠すために潜伏している時は、代わりにレネゲードの指揮を執っている。シルヴァラントベースに忍び込んだロイド達と戦闘になった際、武器を砕かれ、その中に埋め込んでいたエクスフィアをロイド達に奪われた。以降、ロイド達を襲うようになる。ただ、共通の敵であるユグドラシルの魔の手からロイド達を救う場面もあった。地属性の魔術や技が得意で、戦闘では大剣を用いて戦う。耳は尖耳。
- 瀕死のロディルにより自爆スイッチが作動した絶海牧場には、ユアンの計画に必要な魔導砲があったため潜入し、水没していく部屋からロイド達を逃がした。命と引き換えに自爆機能を停止させた後、ロイド達に世界の平和を託し、2人の部下と共に溺死する。なお、漫画版では登場しない。
ディザイアン
千年王国の建国に不可欠なエクスフィアを作るために、各地の人間牧場を運営する軍団。五聖刃が中心で、首領はユグドラシルとなる。ハーフエルフのみで構成され、エクスフィアの培養体となる人間を「道具」として扱う。民衆にとっては恐怖の対象であり、残忍な制裁や処刑も公然と行われる。人間牧場は、おもに衰退世界のみに存在し(シルヴァラントで4つ確認出来る)、繁栄世界にはない(衰退世界では封印が弱まるとされているため)。ミトス伝説において「戦乱の原因」「絶対悪」と位置づけられている存在だが、実際はクルシスの下部組織であり、選ばれた神子に苦痛を与えて輝石の成長を促進させる役割を担っている。封印自体、もともと存在しない。
五聖刃
ディザイアン五聖刃と呼ばれる5人。拠点とする人間牧場と周辺の地域を支配する(プロネーマを除く)。ゲーム内ではボスキャラクターだが、漫画版では出番が少ない。
マグニス
- 声 – 川田紳司
- パルマコスタ牧場担当。赤髪で暴走族のような風貌の男。力こそが正義だと信じる、非常に粗暴かつ単純な性格。戦闘では右手に斧、左手にクローの付いた盾を装備し、火属性の魔術と技を使う。
- その粗暴な性格は、自分を呼び捨てにした青年の首の骨を折り殺害するという行動にも現れている。
- パルマコスタの広場で、雑貨屋の女主人カカオを処刑しようとした際、神子一行に止められ負傷する。その後、カカオの娘ショコラを助けるために牧場内に侵入したロイド達と戦ったが、敗北。倒れた彼の元にロディルからの通信が入り、今までマグニスに伝わっていた情報は、全てロディルの嘘だったことが判明した。ロディルとの通信終了後、リフィルが仕掛けた自爆装置によって、マグニスの遺体は牧場と共に消え去った。しょっちゅう粛清と称してはパルマコスタで殺戮を繰り返していたらしい。
クヴァル
- 声 – 牛山茂
- アスカード牧場担当。エンジェルス計画の発案者でもある。肩にプロテクターを着けている。言葉遣いは丁寧だが、五聖刃一の残忍な性格の持ち主。戦闘では擬似精霊を使役し、雷属性の魔術を主力に戦う。ロイドにとっては母の仇で、クラトスにとっては大切な存在(アンナ)を化け物に変えさせ、死に至らしめた元凶でもある。
- 一時は牧場に侵入したロイド達に逃げられたものの、その後再び対峙。戦闘で敗北し死亡したかに見えたが、隙を突いて立ち上がり、杖に付いた刃でロイドを切りつけた。庇ったコレットが重傷を負い、逆上したロイドとクラトスに斬られ、さらにクラトスに止めを刺され殺された。
ロディル
- 声 – 青野武、島田敏(OVAテセアラ編第3話)
- 絶海牧場担当。老人のような外見。自称「ディザイアン五聖刃随一の知恵者」。戦闘では地属性の魔法を主力に使う(普段は飛竜と呼ばれるモンスターを使役している)。
- かなり悪知恵が働く男で、プレセアを利用していたのも彼。また、仲間のはずの他の五聖刃すら利用して騙し、彼らの死に際まで嘲る酷薄な性格で、ディザイアンの間でも煙たがられている。
- 魔道砲という兵器を開発して必要なクルシスの輝石を得るためにコレットを誘拐したが諦めた。救いの塔諸共ユグドラシルを倒して自分が世界を手に入れようとしたものの、ロイド達に邪魔され、牧場の人々を溺死させようとした。さらに、クルシスの輝石(プロネーマから渡された偽物)を装着し、化け物じみた姿でロイド達と戦ったが敗北。体が朽ち果ていき、最後はロイド達を道連れにしようと自爆ボタンを押した直後に息絶えた。
- 漫画版では、クヴァル死亡時にディザイアンを裏切ろうとしていたことがプロネーマにばれ殺される。
フォシテス
- 声 – 吉水孝宏
- イセリア牧場担当。右目に眼帯をつけ、左手にはランチャーが装備されている。戦闘では風属性の魔術と技を駆使して戦う。物事を理路整然と考え、洞察力にも優れる。また、人間に対しては冷酷非情だが、クラトス曰く本来は、騎士道精神の持ち主であり、仲間や部下を大切にし部下から慕われていたらしい。
- 牧場に侵入したロイドとジーニアスを追って、イセリアに攻め込み、エクスフィアを外し怪物化させた老女マーブルに襲わせた。だが、退けられ、さらに自我を取り戻したマーブルに至近距離で自爆され、重傷を負った(漫画版では死亡)。その後、イセリア牧場内に侵入したロイド達を阻み、戦ったものの敗北。施設から落下し死亡したかと思われたが、牧場を出ようとしたロイド達に瀕死の状態で追いつく。ロイドをランチャーで撃ち、ショコラを殺そうとするが、コレットに阻まれて失敗。ロイドの怒りを買って殺された。
- かつてテセアラで起きたハーフエルフ虐殺事件では、首謀者の人間を彼が皆殺しにしたことで、同志からディザイアンの英雄と呼ばれ称賛されたことがクラトスの口から明かされた。
プロネーマ
- 声 – 牧島有希
- 紅一点で五聖刃の長。自分の周囲に細長い盾状のものを数本浮かべており、これを使って防御や飛行を行う。また、古めかしくプライドの高い言葉遣いで話す。戦闘では主に闇属性の魔術を使うが、水属性や光属性、氷属性も使いこなし、瞬間移動の術までも操る。救いの塔における戦闘では、イドゥンという死神のような魔族を使役して戦った。
- ユグドラシルの側近を務めることが多く、クルシスにも通じている。また、ユグドラシルに対する忠誠心は厚い。ロイド達が「大いなる実りの間」に入ったときも、ユグドラシルの命令通り戦ったものの、敗北。ユグドラシルに助けを求めたが、彼が昔の仲間だけに許した本名「ミトス」を呼んだことで怒りを買ってしまい、殺され、消滅した。
精霊
シルヴァラントとテセアラの双方に存在。精霊のほとんどはミトスと契約しており、しいなが精霊と契約する際には、新たな契約主として相応しい力と強い意志を求め、戦闘を挑んでくる(よって、ヴォルト・ルナ・オリジンを除き、全滅してもゲームオーバーにならない)。表裏の世界で対をなす精霊と契約すると「マナの楔」が引き抜かれ、4対の全てを引き抜くと、繋がっていた世界が分断されてしまう。
精霊戦では戦闘パーティにしいな(オリジン戦ではロイドとしいなの2人)を含まなければならない。
精霊と契約し召喚することができる召喚士は、天性の素質と同時に、契約者がエルフの血を持つことが必須である(ミトスはハーフエルフで、しいなも僅かにエルフの血を引いている)。召喚士は現時点では殆ど途絶えており、精霊たちによればしいなはミトス以来の、実に4000年以来の召喚士である。
シルヴァラントの精霊
ウンディーネ
- 声 – 住友優子
- ヴォルトと対をなす水の精霊。ソダ間欠泉にいる。呼び名は「清漣よりいでし水煙の乙女」。宝石はアクアマリン。性格は優しく清らか。
- 水を剣に変えて扱い、隙の少ない戦闘を展開する。
シルフ / セフィー・ユーティス・フィアレス
- 声 – 塩山由佳・松岡美佳・水城レナ
- ノームと対をなす風の精霊。バラクラフ王廟にいる。呼び名は「山海を流浪する天の使者」。シルフ3人姉妹とも呼ばれ、序列は一番上からセフィー、ユーティス、フィアレスとなる。宝石はオパール。
- セフィーから順に剣、弓、盾を持っており、3者でうまく役割分担をしながら攻めてくる。
イフリート
- 声 – 稲田徹
- セルシウスと対をなす火の精霊。旧トリエット跡にいる。呼び名は「灼熱の業火を纏う紅の巨人」。宝石はガーネット。『テイルズ オブ エターニア』の同名の精霊とは正反対で、知的で厳格な雰囲気が漂う。
- 殴るなどの格闘技のような攻撃に加え、範囲内に大ダメージを与える技などを駆使してくる。
ルナ
- 声 – 塩山由佳
- シャドウと対をなす光の精霊。マナの守護塔にいる。呼び名は「天地を貫く光華の素(しろ)」。単独では契約に応じず、アスカを発見する一連のイベント後、同時に契約を結ぶことになる。宝石はトパーズ。
- 様々な光属性の術を主体に、封印状態にさせる攻撃や普段座っている月を使って戦う。
アスカ
- シャドウと対をなす光の精霊。リンカの木にいる。普段は精神世界に存在し、リンカの笛を吹くことで呼べる。ルナと同時に契約するためには、マナの守護塔に向かわせる必要がある。戦闘ではルナ召喚時に現れるものの、単独で召喚することは出来ない。ただし、召喚ボイスは聞ける。
- 戦闘は羽で突き刺す攻撃がメインだが、ダメージを与えていくと光を発射する攻撃も使う。
テセアラの精霊
ヴォルト
- 声 – 竹本英史
- ウンディーネと対をなす雷の精霊。雷の神殿にいる。呼び名は「猛き神が振るう紫電の鎚」。宝石はサードニクス。普通の人間には理解出来ない(エルフの血を引く者は例外)言語で話す。
- 一度目の契約で失敗し、惨劇を招いてしまったしいなにとって、特別な因縁を持つ精霊である。担当声優はいるものの、科白はすべて「……」のみで、実際に喋る場面はない(OVA版でも喋る場面は無い)。
- 特に通常攻撃と呼べるものがなく、戦闘中は雷を自由自在に放射したり、雷属性の術を使う。
ノーム
- 声 – 阪口大助
- シルフと対をなす地の精霊。地の神殿にいる。呼び名は「気高き母なる大地のしもべ」。宝石はルビー。モグラに似た姿と大きなリボン型の削岩機が特徴で、ユーモラスな見た目の割に口が悪い。
- 手に持つスコップを武器に、地属性の術や削岩機を利用して戦う。
セルシウス
- 声 – 水城レナ
- イフリートと対をなす氷の精霊。氷の神殿にいる。呼び名は「蒼ざめし永久氷結の使徒」。宝石はサファイア。氷属性の魔術と格闘技を中心に戦う。性格はクール。イフリートと仲が悪い。
- 戦闘ではフェンリルという狼と共に戦う。また、本作の精霊の中では唯一、弱点属性を持つ。セルシウス特有の氷属性の技を使い、素早い格闘技で攻めてくる。
シャドウ
- 声 – 黒田崇矢
- ルナと対をなす闇の精霊。闇の神殿にいる。呼び名は「大いなる暗黒の淵よりいでし者」。宝石はアメジスト。しいな曰く「事務的」な性格。初対面時はその力を分散されており、黒い影に不気味な目のようなものを持つ。闇の神殿の各所に5つに分かれて存在し、彼らを最深部まで誘導することで本来の姿を現す。
- 攻撃パターンこそ少ないが、ダークスフィアなどの闇属性の術を多用する。
高位の精霊
オリジン
- 声 – 黒田治
- 全ての精霊の源となる精霊王。エルフの里ヘイムダールの深い森を進んだ先にある、トレントの森の最奥部に封印されている。呼び名は「天、地、人その源流、命数を掌握せす王威」。宝石はダイヤモンド。
- クラトスが命と引き換えに契約している(クラトスのマナを照射することで封印は解放されるが、それは同時に死を意味する)。ミトスの持つ時空の剣「エターナルソード」は、オリジンと契約しなければ触ることすら出来ない。
- さまざまな複合上級魔術や防御不能技を駆使して攻撃を仕掛ける。
マクスウェル
- 声 – 服巻浩司
- 人から忘れ去られた、エグザイアの石碑にいる分子の精霊。呼び名は「老成なる元素を統べし者」。宝石はターコイズ。地水火風の精霊を従え、精霊王たる者の支持を得なければ契約出来ない。この精霊に会うためには、火の精霊イフリート・水の精霊ウンディーネ・風の精霊シルフ・地の精霊ノームが落とした宝石を全て装備する必要がある。老人の見た目に反し、強い。様々な属性複合魔術を使い、最強魔術「メテオスォーム」も使う。エグザイアでは、マクスウェルは初代町長と契約したと伝えられているが、初代町長とはミトスのこと。ハーフエルフを迫害から助けようと考えたミトスが、マクスウェルと契約し、エグザイアを宙に浮かせた。
その他の精霊
コリン
- 声 – 立野香菜子
- しいなが最初から召喚できる2尾のキツネのような人工精霊。テセアラの精霊研究所で創り出され、実験に使われていた。しいなにとっては大切な親友だが、ヴォルトの攻撃から体を張ってしいなを守った際、消滅する。
ヴェリウス
- 声 – くじら(OVA)
- 心の精霊で、直接戦うことはない。マーテル教会聖堂にいる。人工精霊のコリンと融合したことから、コリンによく似た姿を持つ。
サブキャラクター
シルヴァラント
アンナ・アーヴィング
- 声 – 佐藤朱(ドラマCD、OVA)
- ロイドの実母で、すでに他界。ダイクの家の横に彼女の墓がある。クラトスが唯一愛した女性。
- 希望の街ルイン出身。『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』において、ロイドの姓のアーヴィングは母アンナの姓だとクラトスが語っている。アスカード人間牧場で、人工的にエクスフィアからクルシスの輝石を作成する「エンジェルス計画」の実験体として囚われていたが、クラトスの手引きで脱走(もしくは自力での脱走後に彼と邂逅)し、2人で逃亡を続けるうちに互いに愛情が芽生え、息子のロイドを儲けた。
- だが、ロイドが3歳になった頃、イセリア付近でクヴァルに発見され、要の紋無しでエクスフィアをはがされてしまったためにエクスフィギュアと化し、もう助かる術がなかった彼女はクラトスの手によってトドメを刺され、ロイドとノイシュを巻き込んで崖から落ちていった。クラトスはアンナとロイドは死んでしまったと思っていたが、ロイドはノイシュに守られており、瀕死に陥ったアンナは体内のマナが急激に沈静化したことで元の姿に戻り、辛うじて生きていた。そして近くを通りかかったダイクに発見され、彼にディザイアンに狙われていたエクスフィアと幼いロイドを託し、静かに息を引き取った。
ダイク
- 声 – 佐藤正治
- ロイドの育ての父親でドワーフ。シルヴァラントで鍛冶屋を営んでおり、遠方からも注文が来るほど腕がいい。クルシスの元にいたドワーフとの関連はない。趣味のガーデニングにより、家の中には野草や蔦が生い茂っている。
マーブル
- イセリア人間牧場に囚われていた老女。カカオの母でショコラの祖母。ディザイアン以外立入禁止の人間牧場にこっそり通っていたジーニアスと心を通わせ、もう1人の孫のように可愛がっていた。だが、ジーニアスの関与がディザイアンに知られたことから、イセリアを襲う際にエクスフィギュア化させられ、怪物となる。ロイドやジーニアスとの戦闘を強いられたものの、土壇場で自我を取り戻し、最後はフォシテスを巻き込んで自爆した。この自爆でフォシテスは重傷を負うが、漫画版では死亡した。
ショコラ
- 声 – 広橋涼
- パルマコスタの道具屋の娘。普段はマーテル教会で行っている旅の案内人を務めている。総督ドアを信じ、ディザイアンに表立って盾突いたため、見せしめに母を処刑されそうになり、自分もディザイアン兵に連れ去られた。どちらもロイド達によって助けられたが、ロイド達を守るために死んだマーブルが祖母にあたるため、マグニスに「ロイドがマーブルを死なせた」と吹き込まれ、一時は反発する。後に誤解だと知り、ロイド達と村人達が和解する過程で一役買った。
クララ
- ドアの妻で、ディザイアンによってエクスフィギュアにされたが、終盤にロイド達の働きで元の姿に戻った。ただし、元に戻るイベントを起こす時期によっては、パルマコスタがすでに水没しているため、帰る街がないという矛盾が生じる。GC版の場合、元に戻す時期にかかわらず、パルマコスタには戻らない。
ドア
- パルマコスタの総督。ディザイアンの横暴に反発し、義勇軍を雇って対決に備えていたが、それは表向き。妻クララのエクスフィギュア化を治す薬を与えると騙され、裏ではディザイアンと手を組んでいる。キリアの正体判明後に殺された。
キリア
- ドアの娘。だが、本人はすでに殺されており、作中に登場するのは、パルマコスタ近くの人間牧場の主であるマグニスの「新たな人間培養法」を観察するためにプロネーマから送り込まれて入れ替わったハーフエルフである。その事実に薄々気がついていたドアだが、従うほかはなかった。
ニセ神子一行
- パルマコスタで出会う、コレット達の名を騙り詐欺を働く一行。本名はそれぞれニセロイドが「ジュード」、ニセコレットが「コリーナ」、ニセジーニアスが「クリストファー」、ニセリフィルが「メリッサ」。名を騙られ怒るロイド達の中で、コレットだけは、もう1人神子がいればその分だけみんなを救える、と天然で絶賛した。また、ニセ神子は本物であるコレットよりも神子らしいとのこと。世界再生に失敗したコレットがアスカードの住民に非難されるのを見かねて、パーティーをかばった。この件によりロイド達と和解する。
ピエトロ
- アスカード人間牧場に収容されていた男性。希望の街ルイン出身。脱走してハイマへ逃げたものの、エクスフィアの影響で精神が不安定になっている。ユニコーンの力を得たリフィルによって回復し、後に、廃墟となったルイン復興の中心人物となったが、続編『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』には名前すら登場しない。
テセアラ
アリシア・コンバティール
- 声 – 塩山由佳(OVA)
- プレセアの妹。奉公に出た邸の主であるリーガルと恋に落ちるが、ジョルジュの謀略によって引き離され、姉がエクスフィアの適合者だったことでアリシアを実験体として欲しがっていたヴァーリに引き渡された。再会したときには、すでにヴァーリによってエクスフィギュア化され、取り返しのつかない状況となっていた。リーガルの手で殺されたものの、精神だけはエクスフィアの中で生き続けていた。リーガルに殺されたことを彼女自身は恨んでおらず、恋人の幸せを願っている。漫画版では、明るく元気な少女として描かれた。
セレス・ワイルダー
- 声 – 今野宏美
- ゼロスの異母妹。神子に憧れていたが、修道院で軟禁生活を余儀なくされ、自由なゼロスに嫉妬していた。内心では彼のことをとても心配しているが、素直に接することが出来ず、仲違いしている。つまりはツンデレ。自分の実母がゼロスの実母を殺した一件については、彼女は知らない。生まれつき体が弱く、無理な行動は取れないが、とある条件が揃うと強力なエクスフィアを装備し闘技場に参戦する。ゼロスがしいなのことをよく口にするため、しいなに会うと反発した態度を見せる。
アルテスタ
- 声 – 竹本英史
- クルシスに所属していたドワーフで、テセアラのオゼット付近に住んでいる。クルシス脱走後、ディザイアン五聖刃のロディルに捕らえられ、ユグドラシルに報告しない代わりにエンジェルス計画に協力するように脅される。アルテスタ自身はこの計画を嫌っていたため、実験体として利用されたアリシアとプレセアに対し、罪悪感を抱いていた。その思いから、プレセアのことを避けている。後に、正体を明かしたミトスの攻撃からプレセアをかばい、重傷を負う。
タバサ
- 声 – 町井美紀
- マーテルによく似た自動人形。アルテスタの家で生活している。抑揚がなく機械のような喋り方が特徴。さ行が片仮名で表示される。マーテルの器として作られたが、似ているのは外見だけで、マーテルの精神を受け入れることが出来なかったために廃棄された。落石の際、身を挺して庇ってくれたミトスに恩を感じてか、彼が正体を明かしてもなお、ミトスの優しさを信じ続けた。
- エンディングで精霊マーテルと融合し、彼女の器として、大勢の神子やマーテルと共に生まれ変わった。マーテルが中に入り込んでからは、言葉遣いが流暢になっている。しかし、アルテスタの前ではそれを隠している。
安積くちなわ
- 声 – 私市淳
- ミズホの里の忍び。字(あざな)の「くちなわ」は、兄「おろち」と共にミズホの古語で「蛇」の意。しいなが雷の精霊ヴォルトとの契約に失敗した事件で両親を亡くして以降、しいなを恨んでいたが、忍びの掟に従って恨みを秘め続けてきた。後にロイド達を裏切り、しいなに決闘を挑む。戦闘では動きが速く、ガード不能の技も使ってくる。
安積おろち
- くちなわの兄でミズホの里の忍び。弟とは逆にしいなを恨んでおらず、むしろ特別な感情を抱いている様子。それにロイド達にも協力的。ドラマCDで活躍する。しいなを巡る関係でゼロスとの仲はかなり険悪。
タイガ
- 声 – 宮坂俊蔵(OVA)
- ミズホの里の副頭領。頭領に代わり、里の者たちを取りまとめている。
ケイト
- オゼット出身。ハーフエルフゆえに、サイバックの王立研究院に軟禁され、研究をしている女性。プレセアを研究材料として使っていた。父親は教皇。年を取らない娘を恐れて迫害を推し進める教皇に、彼女自身も酷い扱いを受けているが、父を慕っている。
ヴァーリ
- 声 – 竹本英史
- プレセアの妹アリシアをエクスフィギュアにし、リーガルを陥れた張本人。その後も悪事を働き、ロディルや教皇と手を組んでいた。物語の重要な悪役として描かれているが、ロイド達との直接的な戦闘は無く、イベントによって戦闘シーンも無く倒される。OVAには登場せず、彼の役割はロディルが担う。
バージニア・セイジ
- リフィルとジーニアスの母親。人間(クロイツ・セイジ)と恋に落ち子供を産んだことで、エルフから迫害される。逃亡中、リフィルの優秀な頭脳を欲しがった王立研究院の追手に追いつめられ、一縷の望みをかけて娘と息子を(伝説の地と伝えられていた)シルヴァラントに送る。しかしそこでも迫害を受けたリフィルは母が自分達を捨てたと思い込んで恨んでいた。空中都市エグザイアでリフィルたちと再会したときには、すでに自我と精神が崩壊していた。
アビシオン
- 声 – 田中大文
- フラノールで出会う謎の青年。家業ゆえに闇の装備を集めており、武器に潜むネビリムを完全に封印するべく、ロイド達に闇の装備の探索を依頼する。ところが、彼は闇の装備品を集めるうちに汚染され、ネビリムに洗脳されて、闇の秩序に基づく暗黒の世界を作り上げるためにロイド達を利用するようになった。死者を復活させるといわれる禁書ネクロノミコンを用いてネビリムの力を引き出し、全ての闇の装備を駆使してロイド達と戦うが阻止される。
- ラストボスのミトスよりも遥かに強い本作の隠しボス。プレイヤーキャラクターが使う技や術を操る。タイムストップなど数多くの魔法も使いこなし、戦闘ランクを上げると秘奥義のインディグネイト・ジャッジメントも放つ。PS2版では他の秘奥義も使うようになっており、難易度を上げればさらに増える。
ジーク
- 声 – 中井和哉(ドラマCD)
- サブイベントのセリフ中とドラマCDのみの登場。プレセアとアリシアの父親。昔は教皇騎士団の人間で戦斧の扱いに長けていたが、教皇の行動を不審に思い騎士団を辞め、オゼットで木こりとして生活していた。仕事の無理が祟って病に倒れ、アリシアが奉公に出て間もなく息を引き取った。サブイベントで、彼が騎士団時代に使っていた斧・ガイアクリーヴァーを受け取ることができる。
ゲストキャラクター
ある条件を満たすと闘技場で下記の3人と戦える。強敵だが、闘技場における他の戦闘と異なり、この戦闘では最中にアイテムを使用出来る。彼らとの会話は無く、戦闘でのボイスは本来の作品から流用されている。
ウッドロウ・ケルヴィン
- 声 – 速水奨
- 『テイルズ オブ デスティニー』より参戦。「銀髪の射手」の異名を持つ。闘技場で13連勝中。近距離か遠距離かによって剣と弓を使い分け、攻撃を仕掛けてくる。HPが減ると接近戦で「断空剣」を使う。アイテムによる仲間の援護も行う。イクティノスを持ってはいるものの、晶術は使用しない。
ファラ・エルステッド
- 声 – 皆口裕子
- 『テイルズ オブ エターニア』より参戦。格闘術主体で戦う。奥義は「獅吼爆砕陣」。リフィルの分析によると「暴れると手がつけられない」らしい。
メルディ
- 声 – 南央美
- 『テイルズ オブ エターニア』より参戦。「褐色の不思議少女」と呼ばれる。当然のようにクィッキーと一緒。魔術主体で戦う。HPが減るにつれ魔術の威力が上昇。彼女の上級魔術の詠唱時間はとても長いが、ユニゾン・アタックを当てるか、倒さない限り止められない。「メテオスォーム」など、強力な術を駆使する。
*wikipediaより引用
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