用語

世界観

テルカ・リュミレース

本作における世界の総称。殆どの街は魔物の侵入を防ぐために結界に守られており、一般人の大半は街の外に出ることもなく生涯を全うする。
この世界は帝国による統一国家であり、他の国家は存在しない。ただし、帝国の市民権を捨てた者がギルドとして帝国の管轄外で生活している。

 

帝国

テルカ・リュミレースを治める国家。治安を守護する騎士団と、政治を補佐する評議会の二柱が皇帝を支えるが、先の人魔戦争の最中、皇位継承の証である宙の戒典が遺失し、前帝の死後より元首の座は空位のまま。
平民も交えた騎士団と、貴族のみで構成された評議会は決して好ましい関係ではなく、騎士団はヨーデル、評議会はエステルを次期皇帝に推し、それぞれが国の先行きを牛耳らんと暗躍している。なお、ここでの騎士は帝国の軍隊や警察という扱いであって、必ずしも一般的に言う“騎士”と同義ではない。

 

ギルド

帝国の法から外れ、自らに課した掟を遵守する者たちの寄り合い。帝国にとってはならず者の集団であるため基本的に対立してはいるが、今の帝国ではギルド無しでは生活が成り立たない部分もあり、その存在はある程度黙認されている。ギルド自体は大昔から存在していたが、ギルド同士の団結は弱く、数十年前にダングレストが帝国に制圧された際にギルド同士の結束の重要さを痛感し、ユニオンというギルド連合が生まれた。

 

クリティア族

テルカ・リュミレースに存在する人間に近い種族。長く尖った耳と、その後ろから伸びた房状の触覚が特徴。大半は楽観的で好奇心旺盛かつマイペース、感情的になることは殆ど無い。学者肌で争いを好まず、人間とは友好的な関係にあり、1000年以上前から人の文明の発展に貢献してきた。現在、空中都市ミョルゾに住むクリティア族は外界との交流を断ち、魔導器を放棄した生活を送っている。大きな括りの中では彼らも人間として扱われる。
ナギーグという、物に込められた情報を読み取る特有の力をもつ。戦闘にも応用が利くため、ジュディスたちクリティア族は武醒魔導器を必要としない。そのナギーグを活かして、集落単位で同胞とリンクし、感情の共有と制御を行うという特性がある。テムザでは「輪」、ミョルゾでは「大樹」と呼ばれる。そのコミュニティに属さない者のことを放浪者(メルグ)と呼ぶ。

 

始祖の隷長(エンテレケイア)

テルカ・リュミレースに存在する動物が、長い時間を経て独自に進化を遂げた存在の総称。その進化形態のために多種多様な姿が確認でき、一見すると魔物のようではあるが、体躯は総じて巨大。非常に長命で千年以上の時を生きる者も多い。魔物とは別の存在であり、高い知性を持ち、結界魔導器の中にも入ることができる。
文明こそ築いていないが、人間を遥かに凌ぐ高い知能を有しており、人語を解して人と対話ができたり、魔物を統率することができる。身を守るために姿を進化させてきた種族故に、人間やクリティア族の姿を模すことのできる個体も存在し、その能力を生かして人間社会の中に紛れて暮らしている者もいる。大気中のエアルを摂取することで自らの活力とし、独自の視点で世界を管理している存在ともいえる。死を迎えた際に、エアルの塊である聖核が残る。

 

人魔戦争

10年前にテムザ山を中心に起きた人と魔物との大規模な戦いを指すが、真相は謎に包まれている。各地で魔物の群勢が結界を突破して街に攻め入り、大きな爪痕を残した。
必要最低限の魔導器しか使わないという太古の盟約を破り、世界に害を為す「ヘルメス式魔導器」までも使用し始めた人間の存在を危惧した始祖の隷長「暗きもの」と、それに抵抗した人間たちとの戦いであったというのが真相。人間側についたエルシフルとデュークによって「暗きもの」が倒されたため、戦争は人間側の勝利で終結したが、戦地に赴いて生き残った者は殆どいない。
作中で参戦が確認されている人物はシュヴァーン(レイヴン)、アイフリード(パティ)、アレクセイ、イエガー、キャナリ、ドン、デューク。始祖の隷長ではエルシフル、ベリウス。その内シュヴァーン、イエガー、キャナリは戦死、終戦直後に帝国の裏切りでエルシフルが死亡した。また戦争によりジュディス、クリント、ゴーシュ、ドロワットが家族を失った。

 

エアル関連

エアル

世界が最初に形作られた際の余剰エネルギーが地中に溜まったもの。空気中にも存在するテルカ・リュミレースの主要なエネルギー源であり、魔導器はエアルを吸収して動作する。濃度が高いほど生物に悪影響を与える(大量のエアルが一気に体内を流れると、身体が耐え切れずに死亡する、エアルによる身体の変異で理性のない魔物と化してしまうなど)。

 

エアルクレーネ

世界に点在するエアルの源泉。世界のエアルの総量を保つようエアルを放出するため、基本的には濃度が高い。世界でエアルが消費されるほど、それを補うためにエアル放出が活発になり、周囲には環境異常が起きやすくなる。

 

リゾマータの公式

これまで生産、消費されるだけであったエアルを還元させることで、無用なエアルの乱れを抑える方程式。発見されてはいるが、物語開始時点では実証に至っていない。
後にリタが、魔導器無しで術を発動できる満月の子と、エアルを摂取することで己の活力とする始祖の隷長からヒントを得て、「全てのものはエアルから成る」という仮定を打ち出す。さらにエアルと物質の中間に位置するエネルギー「マナ」を見出し、それを消費することでエアルをマナへと変換させる式を確立させた。それはすなわち魔導器の時代の終焉と、全く新しいエネルギー技術の到来を意味することとなる。エアルを直接消費しないという意味では生命力もマナの一種であり、ヘルメスの発明した魔導器が人間の心臓代わりとなるのはこのためとされている(ヘルメスはリタよりも以前からマナの存在を仮定していた)。

 

精霊

古代の言葉で「物質の精髄を司る存在」という意味。始祖の隷長がさらなる高次へと進化したもの。
リタが考案したエアルの抑制術式の理論を立証するため、聖核と活性化していないエアルクレーネを使った際、予想以上の結果として誕生した。エステルが満月の子の力でエアルをマナに近い状態に再構築し、リタが聖核にエアルを導いた時、聖核を形作る術式が自然に組み上がって再構成され、聖核に宿っていた意思が具現化されて生まれた存在。エアルと物質の中間であるマナを操ることができ、満月の子(エステル)とも常に精神が繋がっている。
聖核の元となった始祖の隷長の生まれ変わりとも言える存在で、以前の記憶・人格も保持している。精霊たちの名前は全てエステルが古代の言葉から名付けた。
「精霊」というカテゴリーはウンディーネ誕生時にユーリが考案したものだが、実はそれ以前にヘルメスによってその存在が仮定されていた。ただし彼のいう精霊は、人も始祖の隷長も滅び去った遠い未来に、全てのエアルがマナを経て変化する存在であり、本編に登場する聖核・魔核から変化したものとは異なる。

 

魔導器(ブラスティア)

クリティア族が生み出したとされる古代の遺産。動力源である魔核(コア)の簡単な復元は成功しているが、現代技術で作ることは基本的に不可能。遺跡から発掘された完全なものは数が少なく、帝国が独占的に管理しているため、一般人はなかなか入手できない。発掘は主に「遺構の門」が帝国と連携して行っている。カロルによればギルドに所属していると手に入れる機会はあるらしく、小説版のレイヴンによれば魔導器によるダングレストの生活水準は帝都の一般市民よりも高いという。小説によると、色々な魔導器を集めた全集も存在するらしい。

 

武醒魔導器(ボーディブラスティア)

装備者の能力を高める魔導器。一般人でも強力な魔術などを使えるようになる。
武器や防具に込められている武能(スキル)の読み込みや獲得にも使われる。劇場版と原作とでは仕様が若干異なる。

 

結界魔導器(シルトブラスティア)

帝国、ギルドを問わず主要な街に設置され、その名の通り街を守る巨大な結界を作り出す。
ハルルの結界魔導器は、樹と同化した有機型のもの。魔物などを閉じ込める逆結界も存在する。なお、効果を発揮するのは地上だけであり地下には影響しない。

 

水道魔導器(アクエブラスティア)

噴水等、水の供給に使われる魔導器。帝都の下町の噴水はデデッキに魔核を奪われて動きを止めてしまい、これが物語の発端となる。

 

測温魔導器(サーモブラスティア)

単純な構造をした制作可能な小型魔導器。体温を測ることができる。

 

洗濯乾燥魔導器(プリンディルブラスティア)

小説に登場した、名前通り洗濯乾燥機のような魔導器。幼い頃のリタも使えた。

 

料理魔導器(マギノブラスティア)、加圧魔導器(ピエゾブラスティア)

リタの父親が仮開発した、単においしい飯を食べるために使う小型魔導器。リタの父曰く「鍋の中の圧力を高めて沸点を上げることで、時間あたりの味の浸透率が上昇する」らしい。その後普及したかは不明。小説に登場。

 

兵装魔導器(ホブローブラスティア)

大砲などの兵器として使用される魔導器。

 

ヘルメス式魔導器(ヘルメスしきブラスティア)

10年前の人魔戦争のきっかけとなった魔導器。本来は魔導器を製造できないはずの現在の文明によって作られ、その存在は世に明らかにされていない。従来の魔導器より強力である分、大量のエアルを消費するために大気中のエアルのバランスを崩し、各地でエアルクレーネが大量発生する直接の原因となっている。人魔戦争で開発者のヘルメスが死亡したことにより技術は失われたが、アレクセイがその技術を持ち帰ったため、現在も密かに世の中に出回っている。

 

心臓魔導器(カディスブラスティア)

ヘルメスの開発した「ヘルメス式魔導器」の一種。心臓の代替として人体に埋め込むことで、生命力を動力とし心臓と同じ働きをする。通常のものよりも強力な武醒魔導器としても使えるが、エアルではなく装備者の生命力を動力にするため、無理に使えば装備者の心臓に大きな負担がかかり、下手をすれば命にも関わる。作中ではレイヴン(シュヴァーン)とイエガーが使用しており、両者は人魔戦争で心臓を失ったことで一度死亡している。
小説版ではアレクセイが人魔戦争で戦死した騎士たちを対象に使用したが、適合者として成功したのは上記の二名だけだったらしい。アレクセイは心臓魔導器を人類にとっての新たな希望として捉えていたが、皮肉にも蘇った二人は生きる希望を失い精神を病んでしまっていた。

 

聖核(アパティア)

始祖の隷長が長い年月をかけて自らの体内に凝縮させたエアルの塊で、始祖の隷長が命を落としたときに結晶となって生まれるもの。いわば彼等の命そのもの。魔導器の動力源である魔核とは、聖核を砕いて術式を施したものであり、その貴重さから様々な人間に狙われている。

 

古代ゲライオス文明

1000年程前に滅びた文明。魔導器の発展で現在より遥かに繁栄していたが、エアルの乱れによる「星喰み」の降臨によって文明は滅び、生活水準は魔導器を捨てての一からの始まりになった。

 

星喰み(ほしはみ)

クリティア族の太古の伝承にある、エアル乱れる時に現れる、星一つを覆うほどに巨大な「災厄」。かつて退けられたとされているが、どのようにして退けられたのか、またどのような災厄であるのかについては伝えられていない。口伝として現在も真相を知る者がいるという。
その正体は皮肉にも、世界を守ろうとエアルを過剰に摂取して暴走の果てに変異した始祖の隷長たちの成れの果て。本編の最終局面において、明星壱号(PS3版では明星弐号)を携えたユーリによって両断され、その全てが精霊へと浄化された。

 

宙の戒典(デインノモス)

10年前の人魔戦争の最中に失われたとされる、皇帝継承の証となるもの。前皇帝在位中に紛失したために次代の皇帝即位の儀式が行えず、戦争終結後も皇帝は空位のままである。デュークが持つ剣がそれであり、古代ゲライオス文明の末期に始祖の隷長と古代人が共同で作り出した究極の魔導器。リゾマータの公式が搭載された唯一の物で、エアルに直接干渉する力を持っている。ザウデやタルカロンなどの危険な魔導器を封じる鍵でもあり、それ故に帝国の管理下に置かれていた。最終決戦での描写から、魔装具とも何らかの関連があると思われるが、真相は不明。

 

ザウデ不落宮

かつて星喰みを打ち破ったと云われる究極の魔導器。その記録から、ザウデを巨大な兵装魔導器と考えたアレクセイが、世界を支配するために利用しようとしていた。復活には起動キーである宙の戒典が必要だが、本物をデュークに持ち去られ、複製にも失敗したアレクセイは、聖核とエステルの力を代用することで復活を成功させた。
その正体は古の満月の子たちの命を動力にした巨大な結界魔導器。テルカ・リュミレースを結界で包み、星喰みを封印していたに過ぎなかった。後にアレクセイがシステムを起動してしまったことで結界は崩壊し、星喰みの帰還という事態を招く。
PS3版では、その地下部分に「望鏡の墓所」という空間があり、ザウデの動力として命を差し出した満月の子たちの遺体が壁面に収められている。また、下層部には千年前の戦いで始祖の隷長との和解を拒んだ満月の子が幽閉されている「十六夜の庭」、最下層には封印された古の始祖の隷長の盟主、スパイラルドラコの骸がある。

 

凛々の明星(りりのあかぼし)

別名「ブレイブヴェスペリア」。夜空で最も強い光を放つ星で、ユーリたちのギルド名の由来となった。古い伝承によれば、災厄と戦って世界を救った兄妹の兄が、戦いの後に星となって空から世界を見守っているとされ、世間では夜空の一番星として親しまれている。
その正体は星喰みから世界を護るために満月の子が打ち上げた人工衛星であり、超巨大結界魔導器の制御衛星としてザウデ地上部分と対を成している。
本項では、こちらを「凛々の明星」と括弧付きで、ギルドを括弧なしで表記する。

 

満月の子(まんげつのこ)

古い伝承に伝わる女神。「凛々の明星」の妹であり、世界を災厄から救った後は地上に残り、大地を見守っていると伝えられている。
実際は、エアルを力に変えることで、魔導器がなくとも術を使えた古代の指導者たちの総称。その能力は世界のエアルを乱し、始祖の隷長たちに「世界の毒」と疎まれていた。人間の過ちで世界に災厄が降りかかった時、満月の子たちは指導者として世界に償うため、災厄を封じる「ザウデ不落宮」の原動力として自ら犠牲となって散った。「凛々の明星」と対をなすザウデ不落宮を指す名称でもあり、こちらは特に「真の満月の子」と呼ばれる。
皇帝家は僅かに残った「満月の子」の末裔であり、代々の皇帝は微々たるものだが能力を受け継いでいる。しかしエステルは隔世遺伝的に、原初の「満月の子」と遜色ない程の力を持って生まれ、その力は歴代の皇族の中でも飛び抜けている。ちなみにPS3版に登場する「十六夜の庭」の住民は、皇帝家よりも「満月の子」の血筋を色濃く残しており、顔立ちや髪の色がエステルに似ている。

 

wikipediaより引用


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