【逆転裁判5】ゲームシステム

最終更新:2013年10月15日 19:40


ゲームは4~5話の独立したエピソードで構成されており、さらに各エピソードは基本的に「探偵パート」と「法廷パート」の2つで構成されている。プレイヤーは弁護士となって両方のパートを繰り返しながら、事件の真相を探り、解決へと導いていく。1つのエピソードをクリアすると、次のエピソードをプレイできるようになる。

 

探偵パート

「探偵パート」では、さまざまな人物から情報を手に入れたり、現場検証して証拠品を集めるなどの行動を繰り返し、裁判に必要な手がかりを集めることが目的。必要となる全ての証拠品、および情報を得ると次の法廷パートへ進むようになっており、「探偵パートで調べ忘れをしたために法廷パートのクリアが不可能になる」という、いわゆる「手詰まり」の状態は発生しないようになっている。

 

調べる

カーソルを動かし選択したものを調べる。事件に関係ないものでも調べるものによっては人物が会話することがある(ギャグが混ざっていることが多い)。カーソルはGBA版では手の形で、調べられるものを示すと人差し指が動く。DS版では十字と四角の形で、調べられるものを示すと下画面に「調べる」パネルが出る。画面が分割されている場合もあり、視点を動かすことで調べる範囲が広がる。『5』では視点移動が立体的に行えるようになったが、事件現場等の一部の場所でのみ可能となった。

 

話す

目の前の人物と会話する。会話することで事件の情報を集めていく。一度話した話題にはチェックがつく。証拠品を「つきつける」ことで新しい話題が追加される場合がある。事務所などでパートナー(『3』以前の真宵や『4』のみぬき、『5』の操作していないプレイヤーキャラなど)と会話した場合、話題は「相談する」「気づいたこと」となる場合が多い。

 

移動する

場所を移動する。移動できる範囲は会話で情報を集めることなどで広がっていく。ある場所に一度移動しないと目的地にたどり着けない場合も多い。話ごとに移動場所はリセットされるので、1話の間に行ける範囲は限られている。

 

つきつける

法廷パート同様、証拠品を突きつける。つきつけることで新たな情報を得られたり、会話の話題が増えることがある。中には事件と全く関係ない掛け合いが発生する場合もある。全ての証拠品に個別の会話があるわけではなく、突きつける人物にもよるが多くの証拠品は「特に話せることがない」と言う内容の汎用会話が用意される。『2』『3』のみ人物ファイルを突きつけることが可能で、突きつけたキャラについての話を聞ける。

 

サイコ・ロック(心理錠)

『2』から登場。霊力のこもった「勾玉」を相手につきつけると、その人の心の中にある「秘密にしておきたいこと」が、「サイコ・ロック」と呼ばれる赤い錠と鎖という形で、目に見えるようになるシステム。基本的にその時、「勾玉」を持っている人間にしかサイコ・ロックは見えない。「赤い錠の数」が隠しておきたい気持ちの強さを意味し、錠の数が多いほどその秘密を聞き出すのは困難となる。
「勾玉」をつきつけると(『4』では「話す」コマンドの画面に「勾玉」アイコンが表示されるようになっており、それにタッチすると)尋問が開始される。プレイヤーは相手との尋問中に、正しい証拠品または人物を提示していく。正解ならば錠が壊せるが、不正解ならばペナルティを受けてゲージが減ってしまう(ただし、ゲージが全てなくなるとほんのわずかだけ回復するためゲームオーバーにはならず、何度でも挑戦は可能)。すべての錠を破壊すると「解除成功」となり、ペナルティのゲージが最大の半分回復、相手が秘密にしていた情報を聞くことが可能となる。
錠の色は基本的に赤色だが、『4』『5』では黒いサイコ・ロックが登場する。『5』で春美の解説によると、自らの意志で心を閉ざす場合は、錠は赤色になるが、心の深い部分と密接につながって無意識に出されるものは黒くなるとのことで、無理に解除しようとすると心を破壊してしまう可能性があるという。このため、黒いサイコ・ロックは『4』『5』ともに通常の方法では解除することはできない。因みに御剣は、サイコ・ロックを「さいころ錠」と名前を誤解して呼んでいる。また、『検事』シリーズでは矢張との会話でこれを思わせる台詞がある。
また使用者である成歩堂や御剣には霊力がないためか、サイコ・ロックを見る為には勾玉に込められている霊力を消費する必要があり、『5』特別編では霊力が尽きたためにサイコ・ロックが見えなくなってしまっている。

 

電波・金属探知

『2』『3』に登場。『1』にも金属探知機は登場するが、所持した状態で特定の場所へ行くと、イベントが発生するだけのもので後述するような操作は行わない。「電波」もしくは「金属」の反応がある場所にカーソルを重ねると、「ピー」と言う音がなり、カーソルが赤色に変化(DS版では「CHECK」の文字が点灯し)、その場所や物を調べることができる。「電波探知器」や「金属探知機」は電波発生源や金属のある場所にはすべて反応するが、目的外の場所や物を調べてもペナルティにはならない。『検事2』では、糸鋸の七つ道具の1つとして、「金属探知機」が登場。金属探知機を持った糸鋸を操作する。画面左上にあるメーターが激しく揺れる場所に移動する。あとは上記と同じように調べ、目的の証拠品を発見すると成功である。

 

カガク捜査

『蘇る』『4』『5』『検事2』に登場。DSのタッチパネルを利用した新要素。なお、タッチペンが存在しない携帯アプリ版『蘇る』では操作は簡略化されている(3Dで変更できる視点が決まっている、指紋採取で粉をまいて吹き飛ばすまでが自動で行われる)。

 

3D証拠品

証拠品を3Dで表示し、X軸回し・Y軸回し・拡大縮小で色々な角度から調べることができる。

 

ルミノール試薬

血痕に反応する薬品を証拠品ファイルで「ふきつける」を選ぶことによって使用する。タッチペンで薬品を吹きつけ、反応があると青白く光って見える。血痕は本編に関わるものよりも、むしろ「お遊び要素」として出されているものが多い。『蘇る』第5話の探偵パート・『4』第3話の法廷パート(1回のみ)・『5』特別編の探偵パート・『検事2』第4話の捜査パートで使用する。

 

指紋検出

タッチペンでの操作で指紋のありそうなポイントに採取粉を置き、マイクに息を吹きかけて「吹き飛ばす」ことによって指紋を検出し、その指紋と一致する人物を調べる。iPhone/iPod touch版ではマイクに息を吹きかける代わりにフリック操作で払う形に変更されている。『蘇る』第5話・『4』第2話・『検事2』第5話(1回のみ)に登場。

 

足跡検出

『4』第2話に登場。足跡にタッチペンで石膏をまんべんなく流し込み、ドライヤーで乾かした後にインクをつけて足跡をとる。その後、指紋と同様に足跡が一致する人物を調べる。

 

毒物検出

『4』第4話に登場。ルミノール試薬とほぼ同じ操作だが、こちらは毒物に反応する。

 

X線解析装置

『4』第4話に登場。X線を使って物体を透過して調べる。断面を見ながら反応するポイントを探し、反応した場所をタッチペンで固定した後、調べたい部分を再び探す。これを繰り返すことで封筒の中身や絵の下絵を調べることができる。

 

みぬく

『5』に登場。『4』と同様のシステム。詳細は法廷パートでのシステム解説を参考。『5』では探偵パートでの使用が主になり、法廷パートでは一部例外を除き使われない(夕神が操るタカ「ギン」がインチキとみなし、阻止してくる)。

 

探偵メモ

『5』で登場。探偵パートでの事件の概要や現在までにとった行動、次の目標などを記録する。

 

法廷パート

「法廷パート」では、「探偵パート」で得た証拠品や情報を駆使し、証人の証言のウソやムジュンを暴き、被告人を弁護する。証人の「証言」にはウソやカンちがいが含まれていることがあり、プレイヤーは「尋問」で証言のムジュンや真実を暴いていくことが基本の流れとなる。「尋問」では、証言を十字ボタンの左右で切り替え、主に「ゆさぶる」「つきつける」の2つのコマンドを使用して証人を追い詰め、事件の真相をあばいていく。審理が翌日に延びた場合は次の「探偵パート」が始まり、被告人の無罪判決を勝ち取った場合はそのエピソードはクリアとなる。なお、尋問時のBGMは、各作品ごとに2種類(「尋問〜モデラート」・「尋問〜アレグロ」)用意されている。法廷パートで登場する主なコマンドやシステムは以下の通り。

 

ゆさぶる

選択している「証言」につっこみを入れ、よりくわしい情報を引き出せるコマンド。基本的に無制限で使用できるコマンドで、ゆさぶることで新たな証言が引き出せたり、証言の内容が変化することもある。なお、一部作品では無駄な「ゆさぶる」を行うとペナルティを受ける尋問もあるが、その場合は尋問の事前に、裁判長から警告される。

 

つきつける

選択している証言と、法廷記録内の証拠品のデータにムジュン点がある場合、そのムジュンの根拠となる証拠品をつきつけられるコマンド。『2』『3』では、証拠品のほかに人物データもつきつけることができる。正しくムジュンを指摘できると審理が進行するが、指摘する証言や提示すべき証拠品を間違えた場合はペナルティを受け、尋問にもどる。

 

みぬく

『4』から登場するシステム。「尋問」中、怪しい証言に対して「腕輪」アイコンを選ぶと、画面が証人の「しぐさ」を探すモードに切り替わる。「みぬく」使用中は証人のしゃべるスピードが非常に遅くなり、証人がウソや隠し事をしている証言を話すときにその心の動揺から無意識に表れる「しぐさ」を指摘し、証言の弱点をつくことが可能。見逃しても何度でも「しぐさ」は探すことができ、うまく「しぐさ」を見つけることができると、証人から新たな証言を引き出すことができる。なお、「みぬく」は「腕輪」アイコンが反応している尋問でのみ使用可能。また、「しぐさ」の指摘については間違えてもペナルティは受けない。ただし、「しぐさ」をみぬいた直後に証拠品をつきつける場面になった場合は、つきつける証拠品を間違えるとペナルティを受ける。

 

ココロスコープ

『5』で登場。証言と四方に配置された喜怒哀楽の感情を示すアイコンを見比べ、証言の内容に矛盾している感情の発生(もしくは本来発生するはずの感情の不在)を指摘することで新たな情報を引き出していく。間違えてもペナルティは発生しない。
また、時折証人のトラウマなどを刺激したために「感情の暴走」が発生することがあり、感情の原因となるものを指摘、証人の混乱を抑えるという展開になることがある。

 

カンガエルート

『5』で登場。これまで明らかになった事実が選択肢として流れてくる。これを選んでこれまでの事件の流れを整理し、答えを導き出す。失敗してもペナルティはない。

 

相談する

『5』で登場。ミスが一定以上重なるとパートナーと相談できる選択肢が発生。パートナーがヒントをくれる。

 

ペナルティ

法廷パートで「つきつける」証拠品や、選択肢を選び間違えたりすると、画面右上に表示されているペナルティポイントが減っていく。これが全てなくなると被告人は有罪判決となりゲームオーバーとなる。
『1』『蘇る』ではペナルティポイントが「5点」あり、選択肢や証拠品の選択を間違えると「1点」減点される。『2』以降はペナルティポイントがゲージ制になっており、ペナルティを受けるとゲージが減少する。ゲージの減少量は場面によって異なり、重要な局面であるほどペナルティが大きく、選択を誤るとゲージが全て無くなり即有罪判決になる場面もある。『1』『蘇る』では話中の特定の区切り(パート)を通過する際にペナルティポイントが全回復するのに対し、『2』以降は1日の法廷パートを全てクリアしない限りゲージは回復しない。『2』『3』ではサイコロックの解除により最大値の半分だけ回復する。
上記の「ゆさぶる」「つきつける」などを行うと、弁護人の考え・方針を問われる設問が発生する場合もある。設問の形式は様々で、選択肢の中から正しいものを選ぶ形式、証拠品・人物提示、資料図示、動画図示などがある。画面に残りのペナルティポイント(ゲージ)が表示されている設問では間違った答えを選ぶとペナルティを受けるが、残りのペナルティポイントが表示されていない設問ではペナルティの対象とはならない。

 

wikipediaより引用

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