【バイオハザード4】各機種版の特徴

最終更新:2021年11月24日 11:51


本作はもともとディレクターである三上真司によって、GC独占発売と告知されていたが、GC版発売の前にPS2への移植が発表されることとなる。その後も様々なプラットフォームへ移植された。発表の経緯はバイオハザードシリーズ#供給媒体に関する経緯を参照のこと。

 

ゲームキューブ版

本作が最初に発売された『4』となる。

GC用光ディスクの容量の問題によりディスク2枚組での供給となっており、プレイの中盤でディスクを入れ替える必要がある。国内版では他機種版に比べて最も残酷描写が激しいものになっている。全世界累計販売本数は160万本となっている。

本作を基礎として、他機種との変更点・追加要素を以下に述べていく。

 

PlayStation 2版

GCからPS2への移植に伴い、以下の要素が追加された。

 

AMATEURモード

EASYモードよりも更に難易度の低いAMATEURモードが追加。特徴としては、「一部のステージに行かなくてもよい、ほとんどの敵が弱くなる、救急スプレーが2個以上買える、敵数がやや減る、初期装備にショットガンを持っている、武器の弾数の能力値が2倍になる」等の点がある。代わりにNORMAL・PROFESSIONALとは違い、本来ショットガンがある場所では入手できなくなっている。
 

ムービーブラウザ

本編のイベントシーンを閲覧できるムービーブラウザが追加。
 

the another order

前述の追加要素を参照。
 

隠し武器

本編PROFESSIONALモードのクリア特典武器として、P.R.L.412が追加された。
 

GCよりハードスペックが低いPS2への移植は非常に困難であったが(開発スタッフ曰く「移植というよりリメイクに近かった」とのこと)、最低限の画質の劣化、木の本数を3000から2000などのオブジェクト減少を行い移植が実現した。また、GC版では破壊できた照明などのオブジェクトがPS2版では破壊できなくなった。同時に出現する敵の数もGC版は最大11体、PS2版は最大9体となっている。さらに前述のアシュリーが無敵になるコスチュームもあり、実質的な難易度はPS2版のほうが若干低いとも言える。

GC版ではリアルタイムで描画していたイベントシーンをPS2版ではプリレンダリングムービーで再生している。そのため、PS2版ではコスチュームチェンジがイベントシーンに反映されない。 また、PS2版以降ではより大容量の媒体で供給されているため、ディスク入れ替えの必要はない。

 

Microsoft Windows版

2007年2月23日より海外向けにWindows(2000/XP)に対応したPC版が発売。日本でも2007年6月7日に発売された。追加要素などはPS2版と同等となっているが、PCでのプレイに伴い解像度がPS2に比べ、かなり向上している。動作環境は、カプコン公式ホームページに掲載されている。また、価格がコンシューマーゲーム版の『バイオ4』より高めとなっている。マウス操作には対応していない。

 

『バイオハザード4 Wii edition』

2007年5月31日には、GC版をベースにPS2版の追加要素を実装した『バイオハザード4 Wii edition』がWiiにて発売された。カプコン初のWii用ソフトである。プロデューサー、ディレクターは中井実が担当している。

全世界での累計販売本数はWii editionのみで190万本となっている。 また、Wii editionの操作方法は高い評価を得ており、後に『デッドライジング ゾンビのいけにえ』が制作されるきっかけとなった。

この版では、基本的な操作方法がWiiリモコンとヌンチャクコントローラに準拠したものに変更されており、リモコンのポインターで銃の照準を定めて攻撃を行う仕様になっている。また、リモコンを軽く振るだけで近接対象物を自動検索してナイフ攻撃を発動するサーチナイフ(通常のナイフ攻撃より威力は若干弱め)機能も搭載され、より直感的な操作が可能となった。

GC用コントローラやクラシックコントローラでの操作は、説明書には一切記述がないが対応しており、GC版やPS2版と同様の操作が可能。ただし、ゲーム起動時にヌンチャクを取り付けていないと警告が出て先に進まないため、タイトル画面が表示された後にリモコンからヌンチャクを取り外し、コントローラを付け替える必要がある(プレイ中の変更も任意で可能)。

ハードがWiiになったことにより、敵の同時出現数がGC版よりも増加したことに加え、AIの改良により奇襲頻度も若干上昇したが、「Wiiリモコン使用時のレーザーサイト照準が円形になったことによりどんな遠い地点いる敵でも簡単に狙撃できること」及び「ボタンアクションがリモコンを振るだけ」なので、基本的な難易度は下がっているといえる。また、データのセーブやエリア移動時の読み込みを含むロードの所要時間が大幅に短縮された。

その他の異同は以下のとおりである。

  • 難易度AMATEURがさらに簡単になり、レオンとアシュリーの受けるダメージが5分の1となる。ただし、即死攻撃は耐えることができない。
  • コスチュームチェンジは、リアルタイムポリゴンでイベントシーンが表現されているGC版から存在していたスペシャル1は全てのシーンで反映されるが、イベントシーンがプリレンダリングムービーでの表現に変更されたPS2版で追加されたスペシャル2は、一部のイベントで反映されないというGC版とPS2版を合わせたものとなっている。
  • 『THE MERCENARIES』でも、レオンとエイダのみコスチュームチェンジが可能となった(レオンはスペシャル1のみ)。
  • Wiiリモコン使用時はすべての銃の照準移動の速さがほぼ均一化かつ高速化、手ブレもほぼなくなった。
  • PS2版で追加された隠し武器の「P.R.L.412」には、サーチ機能と拡散機能と物体破壊能力が付加されてより強力になった。
  • 『ADA THE SPY』でもナイフ攻撃が使用可能になった。また、他の機種よりもナイフの攻撃が0.5秒ほど高速化されている。
  • 特典映像として『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』のトレーラーが収録されている。

 

『バイオハザード リバイバルセレクション』(PS3/Xbox360版)

2011年9月8日には、今作と『バイオハザード CODE:Veronica 完全版』の2タイトルをHDリマスターし、Wii版をベースに画面解像度が720pに対応した『バイオハザード リバイバルセレクション』がPlayStation 3、Xbox 360向けに発売された。また、2012年3月13日にはダウンロード版がそれぞれ単品で配信開始され、3月15日にはBest版のバイオハザード5(オルタナティブ エディション)とのツインパックが発売された。

PS3版はBlu-ray Disc1枚(HDDインストール必須)、Xbox360版はDVD2枚組となる。トロフィー、実績解除、クリア時間のオンラインランキングに対応する。HDDインストールに対応したことにより、ロード時間が大幅に改善されている。サウンドはPCM 2chのみで、ドルビープロロジックIIによる5.1chサラウンドは非対応。

初回生産分特典として、PS3版には「BIOHAZARD archives 復刻改訂版」と「BIOHAZARD archives II」を電子書籍向けに抜粋、再編集した「PlayView for Games版『BIOHAZARD archives 特別版』」をPlayStationStoreからダウンロードできるプロダクトコード、Xbox360版には「レオンジャケットコスチューム」アバターが無料で入手できるご利用コードが同梱する。

 

wikipediaより引用

 

開発の経緯 ストーリー
システムの概要・特徴 クリア特典
各機種版の特徴 登場人物
モンスター一覧 敵以外の生物
武器・防具 日本国外版の変更点
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